ついカッとなってやった←
夢ではなく名前固定にさせていただきますので、夢部屋ではなくブログで晒します。
Dグレ夢主の名前はアダムとイヴのイヴから取っているので、19巻とか読んでたら付け足したくなった設定を詰め込んでみました。
変換なくてもいいよ。って方のみ追記からどうぞ。
伯爵とアレンくんとイヴしか出てませんけども。
最初のイヴはアダムの恋人。
次のイヴも誰かと恋に落ちて、その次も、そのまた次のイヴも、きっと誰かと結ばれていた。
けどどうして…?
今そんなこと聞きたくなんかなかった。
「嘘…」
「ウソではありませんヨ」
目の前にいる伯爵は敵だから倒さなきゃいけない。
わかっているのに、伯爵の口から発せられた言葉に戸惑いを隠せず、ボクは動けずにいる。
「ノアはアダム、アナタはイヴ、イヴはアダムの恋人…否、イヴ…アナタは14番目の恋人デシタ」
「ボクが…14番目の、恋人…!?」
信じられない。
信じたくない。
だってそんなの知らない。
ボクはボク。
アダムなんて知らない。
14番目なんて知らない。
「う、そ…だよ」
頭の中で、ウソだと否定して混乱するボクと、今まで伯爵がボクを手に入れようとしていたことの合点がいくと冷静に理解するボクがいる。
ボクはもう教団にいちゃいけない。
これ以上、皆に迷惑をかけちゃいけない。
そう思ったら涙が溢れてきた。
拭うこともせず、ただ呆然と佇むだけ。
伯爵がゆっくりと歩み寄ってくるのが見える。
けれど、逃げることも、イノセンスを発動させることもしない。
出来ない。
「イヴっ!!!!」
不意に名前を呼ばれてハッと覚醒した。
伯爵はもう目の前まで迫っている。
もうダメだ。
そう思って、目を瞑った途端、体が引っ張られて浮遊感を感じた。
「っ、アレン、くん…っ」
恐る恐る目を開くと、ボクの体を右腕にしっかりと抱え込んで、伯爵に神ノ道化を構えたアレンくんの姿。
ボクに優しく微笑みかけ、それから強い視線で伯爵を睨みつけた。
「イヴはイヴです。アダムともノアとも関係ない」
まっすぐに言い放ったアレンくんに、私は目を見開き、いつの間にか止まっていた涙が再び溢れ出す。
グッと抱かれる腕に力が入ったのを感じて、ボクはアレンくんに抱き付いた。
真実
(大丈夫)
(キミを伯爵なんかに)
(渡しはしないから)
END