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亜双義とモブ未完(大逆裁)

倫敦塔の真下、照る外灯に寄り添うように彼は立っていた。一目見た瞬間、この国の者ではないと悟る。漆黒の髪と瞳、携えられた剣……いや刀か。変わった形状の赤いバンダナと、これもまた漆黒の奇特な服装に身を包み、彼は立っていたのだ。いや、立っているのだろうか。いくら目を凝らしても足が見えない。もしや――と苦手な部類の知識領域に足を踏み込ませる。彼はこの国の者どころか、この世の者ではないのではないだろうか。普段ならばこのようなふざけた思考には決してたどり着かない。しかし今はこの考えを裏付けることすら可能な程の光景が広がっている。彼は、息を呑むほどに美しかったのだ。この世にこのような男がいるとは、私は今日で初めて知った。凛とした瞳は私の胸を否応なく震わせる。彼の周りにはピンク色の花びらのようなものが落ちていた。確か、サクラという花だっただろうか。何処かの国では慣れ親しまれている花だというが、私は植物の類いに明るくはなかった。言葉を忘れただ立ち竦んでいると、彼はその唇を緩慢に開く。
「失礼。貴公は中央刑事裁判所所属の××殿に相違ございませんか」
「ああ、ええ。その通りです」
明らかに自らよりも若い青年に対し、つい敬語を使ってしまう。そう言った気迫が彼にはあった。堂々と胸を張り、迷いとも後悔とも無縁の人生を送ってきたかのような佇まいをしている。そして、そんな自分に相応の誇りを抱いている。…会って数刻でも、そんな事まで分かってしまう。


このあといろいろあってモブが霊亜双義に呪い殺されるんですけどフツーに飽きました…

小ネタ詰め

・大逆転(ほぼ龍アソ)


「ぼくの手を握ってくれないか」膝の間に顔を埋め、成歩堂がそう呟く。懇願するかのような声だ。差し出された手は小刻みに震えている。「嫌なら拒んでくれ」よく言えたものだと思う。ここで拒める程、オレは理性的ではない。成歩堂の手を強く握り、そこでようやく己の手も震えていることに気がついた。
(I love you = のすけ『僕の手を握ってくれませんか』
https://shindanmaker.com/276356さんより)

何だかずっと後ろで見ていてくれている気がしてしまう。振り返ればそこに、友がいるような。思えばぼくはおまえに振り返られるのが好きだった。成歩堂とぼくを呼び、目を細め、口角を上げる。いつかぼくが振り返った時、おまえはまたそうやって笑うだろうか。大法廷の床を踏みしめながら、考えている。

「あ、亜双義」不意に手を取られたかと思えば、オレの指はそのまま成歩堂の口へと引きずり込まれた。唖然とその様子と感触をただ享受する。指先から手の甲へと伝った西瓜の汁が、成歩堂の舌により拭い去られていく、目の前で。温い赤が肌を這っている。嗚呼まるで昨夜の、……。「……あっ、ごめん、つい…」言って、成歩堂は慌てて手を離す。ついで舐められてたまるかと言いたくはなったが、顔を真っ赤に染めて俯く男を見ているとそんな気も失せた。唇の隙間から覗く舌に目が行く。「…誘っているのか、キサマ」「えッ!いや!そういうワケではッ…」「言い訳は聞かん。今晩は暇だな?」「…うん」

「キサマの手は暖かくて良い。安心する温度だ。……しかし暴いている最中は獰猛な熱になるな。その五指が蠢きオレの体を好きにしていたことを思い出すと、体の奥が熱くなる」「ちょ」「キサマの目も問題だ。その無邪気な瞳が昨晩あんなに獣じみていたとは、信じられんな」「……ここ大学なんだけど」「キサマに会わない夜にオレが何をしているか知っているか?」「……知らないけど」「キサマの事を瞼の裏で何度も反芻しながら、己を慰めている。成歩堂、と名を呼んでは返事を待ちわび、キサマに触れられたところを思い出し同じところに触れている。……想像しただろう、今」「し……してない」「キサマは情事の際にしつこいほどオレの名を呼ぶからな、それが耳にこびりついて離れんのだ。一時期は日常でキサマに名を呼ばれるだけでも思い出してしまうことがあった」「……あの、亜双義」「うん?どうかしたか成歩堂」「今夜は、その……」「今夜は忙しいから無理だ」「……ウソだろ?」

視線が重なって、動悸が逸った。言葉が無くなる。ぼくは思考を無に還して、亜双義の瞳の、茶に染まった部分を見つめていた。いたたまれなくなり、亜双義、と名を呼んだ瞬間に「成歩堂」と定められる。それは威圧であったし、同時に懇願だった。「……今夜が」オレ達のすべてだ、何て。まるで、詩人だ。

舞い上がる沢山の資料と埃と、ぼくの数奇な名も付けられぬ体験の、膨大な記憶たちが、無遠慮に尊大に、美しく、思い知らせるかのようにあたりに散らばっていった。ぼくはあらゆる思い出の中にただ立ち竦み、次に狼狽して、最後に崩れ落ちた。「……あ、あああ…!あそ、あ、亜双義、嗚呼……ああ…!」

「なあミスター・ナルホドー。もしボクが大病にかかって誰かの臓器を移植しなければならないと言われたら、キミの臓器をボクにくれるかい?」「……まあ、そういうことなら。あげますよ」「そうか!嬉しいなあ。まあボクは臓器あげないけどね」「くださいよ」
(龍シャロましまろパロ)


・その他

まさか生涯でかっちゃんのおっぱいを揉む日が来るとは勿論考えもしていなかったし、望んだことなどは一度もなかった。暴力的な視線とは真反対の感触が僕の手のひらの中で形を変えている。そうだな、いくらかっちゃんといえど、ちゃんとおっぱいは柔らかいのだ。……べつに、知りたくもなかったけれど。
(ヒロアカ/出勝♀)

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