お題お借りしました(shindanmaker.com
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・DE
すまないが僕は君の母親ではないんだ、警部補。そう突き放すように言ったキムは、しかしあなたを『警部補』と呼んでいる。そのレンズの向こう側に見えるのは憐憫か、それとも…。…あなたは、はあと息を吐く。
(HDB/KK)

忘れるなよ、お前の頭の中にあるあの光を。あの球体を。腐った臭いのなかでそれはギラギラと回り続ける。赤、青、緑、黄、それはなんだ?それはミラーボールだ。死体の目の前で煙草とスピリットを持つケツの穴野郎は誰だ?それはお前だ。ハリー!急げ!【あれ】がお前を待ってる!そうだ、ディスコが!
(HDB)

体が覚えているあの、ハーブでの感覚とはまるで違う。脳を飛び散らせるような感覚とはまるで真逆の、すべてをかき集めて抱き締められているかのような。今の俺とは無縁のようにも思えるものだ。俺の真っ白な頭と体に残っているものといえば、焦燥、暗澹、泥濘、ディスコ!それしかもうないというのに。
(HDB)

キムが口をすぼめると、そこから鳥のさえずりのような音がひゅうと鳴る。空、雪、水、ボロボロになった俺の(であるらしい)車。それにあまらに不釣り合いな音たちがよれた鼓膜を撫でていった。
「……こうするんだ。ほら、どうぞ」
言って、キムは顎で俺の唇を指す。子供に促すようなそれで。
-おい、まるで俺のことを赤ん坊か何かだと思ってるような目だ!ソゥル人の眼鏡男に馬鹿にされたままでいいのか?
-彼の瞳は思慮深く、かつ慈愛に色づいている。あまり強い言葉を使うのは良くない。お前だってそう思っているはず。
ああ、そうだ。慈愛には慈愛を贈る。こうも穏やかな気分は久々なんだ。
(HDB/KK)


・FE風花
「心臓が動いていないらしい」先生の秘密を教えてくださいよ、と言ったらこう返ってきた。かわされたか?表情を表さない眼前の男からは何の手がかりも得られない。きっと冗談なのに、そこには妙な凄みがある。「気になるならいつか確かめてみるといい」どんな場面を想定して言っているんだ、それは。
(レトシル/お題「あなたの心臓が欲しい」)

「今日の夕飯はなんだ?」「えぇ〜?ゴーティエチーズグラタンですけどぉ…」「うわっ、美味しそうだな」「……がんばった///」「食べさせてくれ」「えぇ!?もぉ!自分で食べたらいいじゃないですかぁ!」「今お前を抱きしめてて両手が塞がってるから無理だよ」「なんですかぁそれぇ〜〜!///」
「この頃先生お忙しそうですよねえ。まあ大司教なんだし当たり前か…」「お、なんだ。拗ねてるのか?ほら抱きしめてやるから来なさい」「え!?いや、拗ねてませんけどぉ…じゃあ行きますよお…?」「やっぱ行くわ(あすなろ抱き)」「え!?もぉ〜っ!!///ずるいぃ〜!!///しゅき///」
(レスシル/蛙亭のネタのパロ)

「フラルダリウス公、あすの明朝に南東の村を焼け。あの村を通り抜けられないとなれば奴らの進軍は大幅に足止めできる。百の血で千を救え。分かるなフラルダリウス公」ディミトリは死んだ、そんなことはあの日からとうに理解している。しかし、……死体までもなぶられる謂れがどこにあるというのか。
(ディミフェリ/無双発売前妄想)
「このゲーム、ファイアーエムブレム風花雪月って言うらしいぜ、先生」「………え?今何か言ったか?クロード」「いいや、なんでもないさ」
(レトクロ)

「なあきょうだい、あんた性懲りもなくまた俺の夢を見る気だな?」にやりと笑いながらそう投げかけてくる男のことが自分はたいそう好ましいのだ。だからこんな風に何度も、有りはしないはずの世界を追い求めるのだろう。「お前も俺の夢を見ればいいのに」「見てるさ。あんたが知らないだけだ」
(レトクロ)

なあ、二人で罰を受けような。俺は女神に目玉を抉り出されて、お前は両手を斬り落とされる。罰を受けような。ここを抜けたら雪山からはおさらばだ。罰を受けような。
(フェリクス+シルヴァン)

プリキュアのヒューベルト「一難去ってまた一難、ですか…。ククク…ぶっちゃけありえませんな…」


・13Sar

こんな夢を見た。薄い布団の上に桐子さんがそっと横たわっている。あろうことか俺はその上に覆い被さり、彼女…いや、その人の花の茎のような腕を柔く握っていた。はっとしてすぐに退こうとした俺を真っ直ぐに見つめながら桐子さんはこう呟く。「比治山くん、僕はもうすぐ死ぬよ」
(比治沖/夢十夜パロ)

ツカサ「2188年の下ネタはいらないかい?」鞍部「えっ!?な、なんだこの映像!?」「これは2188年で登場する下ネタ、『ギンモ』だよ」「すごく変な人が映像越しに語りかけてきた〜〜〜!!!」
(ななまがりのネタ)

▼音声データが残っている
「…外が騒がしい。私は井田さんとここを脱出するつもり。彼ならきっと承諾してくれるはずよ。ああ部屋の外に誰か来た。きっと彼だわ…
▼データはここで途切れている…
▼机の上に手記が置かれている
「この時代に手書きで日記なんてものを書いているのは宇宙上で俺くらいのものだろう。恋人にも非効率だとよく笑われるが、それでも手書きを好んでしまうのは、恋人が俺への告白の際にとった手段が手書きの恋文だったせいだと思う」
▼手記の表紙にはT.Hと署名されている
(諒子・隆俊・誰か/2188年跡地を探索するゲームがやりてえ)


・TOAR
「シスロディアにいた頃、私の仲間は何人も死んだよ。みんな唇は紫色で指は痩せてすごく細かった。あなたは、……あなたはろくに死体だって見たことないんでしょ?私は見た、何度も、何度も何度も!でも、一人だってきちんと弔ってあげられなかった!軽々しく『葬式』なんて言わないで!」
(リンウェル+テュオハリム)