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「おまえはカッコいいなあ」
ほぼ龍アソ
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ぐう、と間の抜けた音を鳴らし恥ずかしげに笑う親友は「おなか減ったな」と呑気な一言をオレに投げた。その安穏を塗りつけた瞳を見据える。いっそ今すぐ、別の色に染めてやろうか。「なら、夕飯にするか」そう言ってその手に自らのものを重ね、爪をゆるく撫でてやる。瞳は、ああ、……赤く染まった。
(お題:色気のない誘い文句)
獣じみた瞳を携え、オレの体を貪る男がこの場に一人。その背に手を回し、浮かぶ笑みなど隠さず目を射ってやる。「そうだ、忘れるな」「キサマはオレのものだ」「必ず此処に還って来い」聞いているのかいないのか、成歩堂はオレを見据える。返事はない。気も狂わんばかりの愛しさに笑いが込み上げた。
(お題:誰にも渡さない)
赤鉢巻青鉢巻黄鉢巻、赤鉢巻青鉢巻黄鉢巻、舌を回すたび体の内側が不思議な程にざらついていく。赤鉢巻青鉢巻黄鉢巻、血の滲むような努力の末ついに言えるようになった。赤鉢巻青鉢巻黄鉢巻、あの男を網膜が鼓膜が記憶が離さない。赤鉢巻青鉢巻黄鉢巻、赤鉢巻青鉢巻黄鉢巻、ああ、……成歩堂龍ノ介!
(お題:好きにならないはずがない)
「そうだ、ゆっくり息を吸え。次に吐く。吐き終わった頃には体が熱くなっている。……熱いな?よし、もう一度、深呼吸をしろ。吸って吐く。吐き終わったときにオレが手を握るぞ。握ったら、キサマの熱は最高潮に達する。だが、まだ本当に達するなよ。まだまだキサマは天に昇れる」
(催眠CD的なやつ)
きっとどうしたっておまえ、ぼくを祝福なんてしないだろう。その射るような目でぼくを見て、空箱のような言葉ひとつ。振りかぶってぼくに投げつける。「おめでとう」「子が待ち遠しいな」「家庭は宝だ。大切にしろ」全てに嘘がないのは分かる。ただ、全てに靄がかかっているのも、分かる。
「ごめん、妻がいる。……大切にしたい」言うと、亜双義は一度目を見開いた。そして直後に、瞳から色を無くす。まるで何かを諦めたような顔だ。傲慢な思考が一時頭を過った。「キサマのそういうところが」「どうしようもなく愛しい」そう呟いて笑った。過去形ではなかった。……過去形では、なかった。
あ、怖い。なんというか、率直に覚える感情はそれだった。痺れる目。ぼくの腕を握る手の力はあまりに強い。おいおい、人の腕だぞ、物ではないんだぞ。例えそう言ったとしても力が弱まることはきっとないのだろう。「成歩堂。勝手をするな」「……おまえの方が勝手だろ」
「キサマ、もしオレが女なら今頃は父親だぞ」ぼくを見下ろす亜双義がゆっくりとぼくのものを引き抜き、溢れた精液を指で掬い取り意地悪く微笑んだ。人差し指と親指で、それはぐにぐにと弄ばれている。目に毒だ、非常に。「どうする、もう一度、孕ませるか?」「…うん」「いい返事だ」
「どうしてそうやって何度もアイツの死を繰り返すのか、ぼくにはどうしても理解できません。アイツは気づいていないようだけど……あなたたち、今、そこにいるでしょう。ね。……亜双義を返してください」
牙琉検事はオレの目を見つめ、一言だけを口にした。何だか過去を振り返るような、それでいて今も何かがまだそこにあるような雰囲気を醸し出して、諦めたように呟いたのだ。「……相変わらず綺麗だね」「何がですか?」「勿論。そのおデコだよ」オレの額を弾くその指、デコピンと言うには弱い力だった。
(王響)
↓コピペ改変
戌歩堂「ワンワン!(歩くの疲れたw)」亜双義「ん、戌歩堂どうした?」戌歩堂「ワン!(だから、歩くの疲れた)」寿沙都「お疲れなのでしょうか?ではここで休憩しましょう」戌歩堂「ワンw(寿沙都さんwwww)」亜双義「そうだな。よし、戌歩堂、次の事件の調査に行こう!」戌歩堂「お前寿沙都さんの話聞いてなかっただろ(ワンワン)」
龍ノ介「そーいやさー」亜双義「は?」龍ノ介「ソイヤッサ!!」亜双義「ハッ!!」太鼓「ドンドコドンドコ ハッ!!」龍ノ介「ソレソレソレソレッ!!」亜双義「ソレソレソレソレッ!!ッハッ!!ヨイショッ!!」
龍ノ介「今までで異性からもらって一番嬉しかったものは?」亜双義「この命」
龍ノ介:亜双義に 「抱け」って言われた。本当に。昼間なのに。周りの人にも聞こえていたとおもう。数秒後、亜双義に「邪魔だ」と言われた。「どけ」だった。
寿沙都:一真さまが座椅子に座って、床においてあるティッシュボックスから出ているティッシュを手のひらでずっとサワサワしていました。変わった遊びをしていらっしゃるなと思いながら見ていました。すると、隣の部屋から出てきた戌歩堂さまを見て一真さまが驚愕した表情でティッシュに視線を落としていました。
亜双義:最近まで、大人になって性交したら、次の段階として必ずSMをしなければいけないと思っていた。成歩堂の笑顔を見るたび「好きになってはいけない。」と自分に言い聞かせていた。三角木馬や十字架の磔台の置き場のことなどでも悩んでいた。
龍ノ介:何かの拍子で子供になってしまい、その姿を亜双義に見つかって「なんだキサマ!可愛らしいじゃないか!」って思いっきり抱きしめられて窒息してそのまま植物人間になりたい
龍ノ介:亜双義、コンドームって何?って聞いたら、「キサマはな、望まれて生まれてきたんだぞ。キサマのお母上がキサマを産みたいと思って産んだんだぞ」って言われた。コンドームの正体は分からなかった。
目覚ましジリリリリリリリリ! 龍ノ介「うーんむにゃむにゃ・・・・・・いっけなーい!もう9時ら〜〜!遅刻〜〜!」亜双義「なんで9時にセットした 」
龍ノ介:さっきサロンパスのCMをみて、自分はもう一生亜双義に介の字張りしてもらえないんだと本気で泣いた
龍ノ介:亜双義を発見→ファーストおっぱいタイム→「待てよ……亜双義はぼくにおっぱいばかり見られておっぱい疲れしてるのでは……?」→ファーストおっぱいタイム終了→「しかしこうは考えられないか……亜双義はおっぱいを見られることに慣れていて最早フリーおっぱいの境地に到達してるのではないか……」→セカンドおっぱいタイム
龍ノ介: 「腕組んでいい?」と亜双義に聞いたら「構わんが」と言うので自分の腕を組んだら殴られた
龍ノ介:亜双義のことを間違って「ママー!」と呼んでしまったがそのままボヘミアン・ラプソディを歌って事なきを得た
ちかちか瞬く視界の先で男は妖しく微笑んでいた。荒い息を繰り返しながらぼくは男をじっと捉える。シャツが床に落ち、肌色が目前に晒された。「成歩堂、まだ夜だ」まだじゃなくて、もうじゃないのか。なんて言わずとも、意図なんてすでに分かっている。つまり、ぼくはまた唇を塞がれる、ということだ。
衝動的に組み敷いたのに随分な無抵抗、調子でも悪いのか?なんて思わず尋ねてしまうほどに。「悪いように見えるか?先刻まで膝を叩いて大笑いしていた男だぞ」「いや、だってこの状況で無抵抗なんて」「…抵抗する意味がないからな」よく分からず首を傾げると、何故か額を弾かれた。亜双義の顔は赤い。
亜双義の手がぼくのそれに覆い被さってくる。寄越された視線は確実にぼくを捉え、そしてぼくの感情の奥深くを的確に蝕んでいった。眼差しも手のひらも、何もかもが熱い。今この場に鼓膜を揺さぶる言葉はなかった。けれど確かにぼくは聞いてしまったのだ、その目が囁く、「捨てちまえよ」という言葉を。
その背に触れられるならこの身を燃やしても構わない、と確かにオレは思っていた。青白く照らされた首筋に指を舌を、皮膚を臓物を這わせてやりたくて、ああ、……気でも触れれば楽なものを!「亜双義」おやすみと、そう簡単に言ってしまえる口があまりにも憎らしい。塞いでやれば治まるのか、何もかも。
成歩堂、もう大丈夫だ。キサマを苛む脅威はオレが全て斬り伏せてやる。何があった?…何、大逆転裁判?何だそれは。…"げえむ"?聞いたことのないシロモノだな。そんな訳のわからぬものに怯えていたのか?ハハ、何を言う、オレは倫敦になど行かん。此処でキサマと学び、卒業すると言ったじゃないか。
離した口の間で一筋の糸が橋を架けた。荒く呼吸をしながら、目前の男の瞳を盗み見る。男はじっとぼくを見ていた。焦がすように、喰らうように、慈しむように。常より少しだけ融けたその眼差しに、思わず身震いをする。ああこの男、こんなにも熱烈に、ぼくが好きなのか。…隠す気なんて更々ないらしい。
「龍ノ介」外から洩れる月光に赤く照らされる唇が掠れながらもそう紡ぐ。まるで絞り出すように放たれたそれに、ぼくの体は否応なく熱を持った。どうしようもなく重くのし掛かる感情を抱えながら頬に触れる。亜双義が震える息を吐いた。「一真」ぼくの声も掠れていた。亜双義の瞳、ああ、揺らいでいる。
ぼくの親友は志半ばでこの世を去ってしまった。胸にぽっかりと穴が空いたような気持ちになって、この穴はもしかすると一生埋まらないのではないかと酷く苦しんだ。けれど、ふと周りを見渡せばそこにはたくさんの仲間がい「駄目だ」た。そうだ、ぼくは一人じゃない。支えてくれるみんながいれ「行くな」
(書きたいとこだけ書く祭り1)
「で、他は?」奴らの好奇心の火は止まらない。亜双義は顎に手を当て、そうだな、と呟き視線をあげた。それはそのまま、ぼくにぶつけられる。どういう顔をしていいかわからずただ視線を返していると、不意にその口元がふっと緩んだ。「あいつは食い意地が張っていてな。それで、よく食べ物を口の端につけたままにしている。オレが言うまでなかなか気づかんのだ」言いながら、とんとん、と口の横あたりを指で示すように叩く。まさかと思い自らのその部分に触れてみると、案の定食べかすがついていた。顔に熱が集まり始めるぼくを見つめながら、亜双義は口に拳を当て小刻みに肩を震わせている。ご親切にどうもと言えるものなら言ってやりたかった。「へええ、愛らしい娘さんだなあ」「そうだな。なかなかに愉快なヤツだ」……愉快で悪かったな。
(書きたいとこだけ書く祭り2 ※亜双義ほぼ寝たきり)
「成歩堂」亜双義はぼくを真摯に見つめながら、ゆっくりと両腕を広げた。「胸を貸してやる」そう言って、どこか頼もしい笑みを顔に貼り付ける。ぼくはしばらく亜双義をじっと見ていた。早くしろ、なんて急かされて、ようやく体をそちらに動かす。布団に横たわるその肢体を少し起こして、ぎゅうと抱きしめた。瞬間、亜双義の両手がだらりと垂れる。ああ、無理をしていたんだな。無理をさせてしまったんだな。目頭が熱くなってしまい、誤魔化すために亜双義の肩に瞼を強く押し付ける。亜双義は低い声で、安心しろ、と呟いた。「オレがキサマを守ってやる」「何があろうと何処にいようと、すぐさま駆けつけて守ってやる」子に言い聞かせるかのような、あまりにも穏やかな声音だった。ぼくは腕の力を強め、努めて明るく返事をしようと試みる。けれど叶わなかった。声が震えてしまっていた。「ああ。守ってくれ、亜双義。守ってくれ、守ってくれ……」
本日の講義がすべて終わり外套を羽織って大学を出ようとしたところ、ちょうど門の前程で成歩堂と出くわした。ヤツも外套を着込み帽子をかぶっていて、きっとオレと同じく帰るところなのだろう、と思う。
※亜葬儀と弔いのすけまとめ
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土を掘る。ぼくはひたすら土を掘っている。もう深さはぼくの半身以上程までになり、落とし穴と呼称しても充分なものにはなっていた。人ならばひとりくらいは埋められる。なら誰を選ぶ?…人ひとり包める大きさの風呂敷を、と頼んだ時の店主の顔色、あれには肝が冷えた。ぼくはゆっくりと風呂敷を解く。
(土葬義)
火が燃えている。バチバチと激しく弾ける音がする。時たま火花が頬にかすった。この世のことを仏教では火宅と呼ぶらしい。よく言ったものだ。燃える家で微笑む男。おまえはぼくの家だった。木や紙や刀や腕章を火に放り投げる。中はどうなっているだろうか。暴れる火を見つめながら、じっと待っている。
(火葬義)
水面に不釣り合いに浮かんだ黒は、みるみるうちに底へと飲み込まれていった。まるで魔物だ。慣れ親しんだあの体が魔物に喰らわれていく。しかしすぐに水は平静を取り戻し、死などとはまるで縁がないとでも言いたげに穏やかな顔をひとつした。鉤裂きすらない、平らな藍色。波立っているのはぼくだけだ。
(水葬義)
最初は声から忘れた。そこからの瓦解はあまりに早かった。おまえはどんな顔をして笑っていたのだったか。どんな声でぼくの名前を呼び、どうやってぼくを信じていたのだったか。むきだしの記憶が風にさらされ、おまえがおまえではなくなっていく。ああ笑ってくれもう一度、風にすべて奪われていく前に。
(風葬義)
今頃ぼくにはどんな罪がかけられているのだろう。密航に死体の持ち出し、ああもう倫敦だなんて夢物語だな。雑草を踏みしめながら森を進む。名前のわからない虫や花が皆、ぼくらを見ている。けれどここを越えさえすれば誰にも見られやしないさ。大丈夫、今までもこれからもぼくらは二人きりだ、亜双義。
(密葬義)
「ほら、これ。"写真"が撮れる機械なんだって。随分おおげさだよな、ハハ。ホームズさんに譲ってもらったから好きに使えるよ。そうだな、じゃあ初めから撮ってみよう。あれ、操作がムズカシイな…。…ああ、これでいいみたいだ。待たせてゴメン、うん、じゃあまずは一枚。…よし、葬儀を続けようか」
(回葬義)
青々と茂る草木に生命を感じ取る。もうこんなに育ったのか。あの頃は、まだここには何もなかったのにな。すっかり皺だらけになった自らの手を見つめ、口角を緩める。生い茂る草も懸命に立つ小さな木も、おまえによく似ているよ。緑の意志たちは柔らかい日差しの中で、ぼくの五十年をそっと撫でた。
(樹木葬義)
「オレの葬式にキサマがどんな顔で出るのか見てみたい」と、思いきり悪趣味な事を友人はのたまうのだった。本気で怒ろうかと思ったが、すがめたその顔はとてもまじめで、ぼくは開きかけた口を閉じる。「もし、何らかの理由で倫敦でオレが命を落とした場合」「やめろよ」「キサマはオレの葬式には」「亜双義」遮った言葉の先で、親友は悲痛に微笑むのだ。…有りもしない与太話の為に、何故ぼくは胸を痛ませているのか。「だから、今からここは葬儀場だ」成歩堂、今から二人でオレの葬式をしよう。そう言って亜双義は笑うのである。ああいやだ、目眩がする。
(生前葬義)
この花を見た瞬間、真っ先におまえの顔が頭に浮かんだ。赤くて美しい、けれど毒があるんだな。たくさんのそれを親友の尊顔の周りに敷き詰めていく。花なんてほとんど知らないけれど、この花の名前は覚えた。ヒガンバナ、って言うんだってな。いい名前だろう、亜双義。なあ、…亜双義、きれいだ。……。
(花葬義)