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小ネタ詰め

お題お借りしました(shindanmaker.com/375517)


・モブサイコ

「律、つらいんでしょ」ばれないようにしていたのに兄さんの視線は全てを見透かしていた。彼を咥え込んだところがじくじくと痛む。それでもどうしてもやめてほしくなかったから困った。「大丈夫だよ。続けて」「律」「幸せなんだ」兄の眉が下がる。困らせていることが少し嬉しいなんて、初めて思った。
(モブ律/お題:無理をするのは得意)

いつから好きだったかと訊かれてもそんなの覚えていない。執着と嫉妬と少しの憎悪を抱えるうちにいつしか恋愛が付与していた、恋の中でも恐らく最低の類だ。あなたはきっと僕と同じ想いではないでしょう?「好きだよ、律」本当に?なんて聞き返してしまいそうな自分が嫌いだ。でも嬉しいのは本当だよ。
(モブ律/お題:素晴らしく救われないだけの、恋愛話)

想い人の結婚式の前日に『卒業』なんて観る愚か者は世界中で僕だけだろう。逃げようなんて言えるほど盲目ではないし相手も絶対に僕の手を取ってくれないのに。主役とヒロインの笑顔が脳裏にこびりついている。あと少しで式の時間だ。ちゃんとスピーチ練習しておいたよ。楽しみにしておいてね、兄さん。
(モブ律)

最近よく酒量を見誤る。鈴木が電話したようで、居酒屋で潰れた僕を兄さんが迎えに来てくれた。「珍しいね。こんなに飲むの」隣を歩く彼が呟く。そんなことないよ、あなたが結婚してからは毎夜こうだ。「兄さん」兄にそっと手を差し出す。暫くして意図を察した彼は「今日の律は甘えただなあ」と笑った。
(モブ律/お題:手だけつないで)

「なんであんなこと書いた?いつもは真面目なのに」至極おおまじめに書いた結果ですよ。と言ったら説教が長引いてしまうだろうなと思い口を閉ざすことを選んだ。「お前は優秀なんだから、将来のこともきちんと考えられるはずだ」笑ってしまいそうだった。いくら優秀でも基本でなければ意味がないのに。
(モブ律/お題:その言葉が、重い)

あ、僕はもう普通の恋愛はできないんだな、と明白に確信した。唐突な自覚を前に為すすべもなく笑うことしかできない。兄さんは舞台のセットみたいに大きな月の下でいつものように僕の名前を呼ぶ。この先、他の何がこの光景に勝てるのだろうか。僕の世界を定めるのは僕じゃない、いつだってこの人だ。
(モブ律)

事故や自殺のニュースが流れると兄さんはたまにじっとテレビを見つめる。画面には事件現場と現場の様子を伝えるキャスターがいるけれど、きっと兄さんは違う何かを見ていた。僕はその時、いつも所在がない。かける言葉のひとつも持たず兄の横顔を眺める。この瞬間、僕はいつも死んでしまいたくなった。
(モブ律)

僕にはきっと兄さんの遺伝子が足りていないのだ。だからこんな銀色の塊ひとつ曲げることができない。あなたをもう少しだけ僕の中に取り入れることが出来たなら、僕はきっと基本のラインに立てる。パンツをずらしてそこを口に含むと彼が呻き声を漏らした。朝まではまだ長い。兄さんは、きっと起きない。
(モブ律)

「好きな人?……ああ、いるよ」誰だよ教えろよ、とか、言える雰囲気ではなかった。その時の影山は大人みたいな顔をしていて、俺は自分がすごく子供であるように思えた。影山の頬にオレンジ色の夕日があたっている。それを見て初めて影山が女子に騒がれる理由がわかった。……帰り道で少し泣いた。
(律とクラスメイト)

影山が卒業式の答辞に選ばれた。生徒会長をしていたんだから当たり前といえば当たり前だ。式の当日、すました顔についた育ちの良さそうな小さな口から綺麗な言葉がつらつらと響く。だが俺は知っているのだ。影山、お前、確か一年前。その口で男とキスしていたことがあるだろ。放課後の教室で。しかも相手は兄貴だった。何の変哲もない、お前とは正反対の凡庸な、いかにも『モブ』という風貌の兄貴。なあ影山、どうしてよりによってあいつなんだ。……俺だってモブだよ。「僕達は今日、この学校から卒業いたします」
(律とクラスメイト)

霊幻さんが炎上した。心配だ、あの人はきっと見た目ほどは強くないから。マスコミは彼の経歴を好き勝手に書き連ねて下劣な印象操作ばかり行う。違う、違うだろう!霊幻さんはもっと善良で友好的で美しい方だ、そうだ、俺だけは知っている。俺だけはあの人の全てを分かっている!
今日、霊幻さんが記者会見を開くと知った。俺は急いで会場へ向かう。電気屋店頭のテレビには無数のカメラに囲まれたあの人が映っていた。なんて苦しそうな表情なんだ。霊幻さん、待っていてください。俺だけはあなたの味方だ!あなたは確かに俺を悪霊から救ってくださった、そして俺に微笑んでくださった。俺はあなたを理解している。あなたを孤独から救い出せるのはもう俺だけなのだ。
会場の近くまで来た俺は、そこで霊幻さんを見つけた。彼の隣には学生服の少年が立っている。彼は確か、相談所の受付にいた子供だ。霊幻さんはその子供を見下ろしかすかに眉を下げる。そのとき俺は悟ってしまった。ああ彼は、彼はもう救われたのではないか。俺なんて居なくても。あの子供が、彼を世界から掬い上げたのではないか。待ってくれ、じゃあ俺は何だというんだ?俺だけが彼を救えるはずではないか。息を切らしてここまで来た俺は、彼の隣に立つべき人間であるはずの俺は。あ、そうか。俺は最初からどこにもいなかったのだ。いなかったんだな。はは、はははは。俺は彼の何でもない、俺は、……。…………。
(霊幻と客)

「師匠に恋人ができたら嫌だって思うの、変ですか」5月11日の23時58分、うちに泊まりに来たモブ(なんともう19歳)はいま俺に覆い被さっていた。取り落とした自分のケータイがシーツの海で惑いつつ画面を光らせている。俺を見下ろすモブの指は震えながら唇に触れてきた。あ、日付、変わる。「好きです」
(モブ霊)

気がつけば師匠と電車に乗っていた。師匠は窓から差し込む夕日を眩しがりながら僕に笑いかけてくる。間もなく○○ですという車掌さんのアナウンスを聴くと、彼は僕に「次で降りるんだろ」と言った。そうか、そうだったかもしれない。師匠はどこで降りるんですかと訊いたら、俺は終点まで乗るよと返された「あの、師匠」「ん?」「この電車ってどこまで行くんですか?」師匠は答えなかった。
(モブ霊)

告白なんてされようものならそれはもう困ってしまうのだが、そう考えるほどいつ来るかいつ来るかと気にしている自分がいることが一番困りものだった。しかもあいつ、案外胸にしまおうとしていやがるのだ。隠し通すつもりならもっと嘘がうまくなれ。これじゃ毎日告白されてるのと同じなんだよ。
(モブ霊)

僕はこの人をここに残していって本当によかったんだろうか、と思ってしまった。そのあとすぐ、あんまり傲慢なことを考えた自分にびっくりした。この人の人生が僕次第で変わるなんて、そんなことあるわけないのに。でも思ってしまったのだ。だってこの人、昔より作り笑いが上手くなっているから。
(モブ霊)


・ヒプマイ(一左馬)

「よおく見とけや、自分がクソ童貞じゃなくなるとこをよ」下半身に何も纏わず俺に跨る左馬刻さんは、自分でも可哀相になるぐらい血の巡った俺のそれの先端に入り口をあてた。その唇にはいつもどおりに煙草が咥えられている。もう何がなんだかわからなくて泣けてくる。「は。おてて繋いでてやろうか?」

左馬刻さんの腹は固くて温かかった。腹筋をなぞってから脇腹を触ると、おい、と目の前の人が俺の名を呼ぶ。「もっと色気出せ。おままごとじゃねえんだぞ」必死なんだよこれでも、という目を向けるとその瞳は可笑しそうに細められた。「何ビビってんだ。セックスしてえんだろ?腹括れよ、いちろーくん」

腹から絶え間なく流れる血が目印のように砂に滲んでいく。一郎は岩場に俺を座らせた後、屈んで俺の腹の傷をじっと見つめた。やがて傷だらけのその手が傷に触れる。掌についた血を舌で舐め取る一郎に、おい、と声をかけた。「なんで撃った」目の前のガキは少しだけ笑う。「俺にはあんたしかいないから」


・その他

ショルダータッチからの「Hey」ね、OK。自慢の甥として完璧にやり遂げてみせるよ、おじさん。…相手はお腹の出た中年だけど。「どうした?」彼は不思議そうにこっちを見つめ返してくる。しかもこの先を想定していなかった僕の焦燥など知らず、ニコリと微笑んできた。…おじさん!次どうすればいいの!
(スパイダーバース/マイピタ)

「他の俺とセックスしたことある?」投げられた言葉に耳を疑う。慌ててキッチンに立つルドガーを見るが、こちらに背を向ける弟の表情は窺えなかった。「するわけないだろう」「そっか」トマトを刻む包丁の音がやけにクリアに聴こえる。刃に付く赤は恐ろしく鮮やかに光った。「嘘ついてたら殺すから」
(TOX2/ユリルド・キャサリンパロ)

「『マックス』もかなり定着してくれて嬉しいよ。皆もう私の本名なんて覚えてないんじゃない?」「覚えてるよ!マクシーンだろ」直後、あまりにも間髪入れずに答えてしまったことを後悔した。けどマックスは相変わらずそれを受け流す。周りの微かなざわつきを肌で感じて、いたたまれず咳払いをした。
(ライフイズストレンジ/ウォーマク)

小ネタ詰め

・瀬戸内海(だいたいセトウツ)


「出来のいい作り話みたいなやつらじゃったなあ」そう言った蒲生に僕は一瞬同調しそうになってしまった。確かにそうだ、出来のいい作り話のような。救った人間と救われた人間と救われていた人間と救えなかった人間と救えない人間があの場に集って遊んでいて、その中心に、あの二人はいたのだ。
(田中くんとガッちゃん)

「東京どう?」「まあぼちぼち」「さみしない?俺に会いたいんちゃうん」「うん」回線の向こうで瀬戸が思いきり噎せた。はあ、と息を整えたあと上擦った声が『えーと』と呟く。「……ど、土日ヒマ?」「暇やけど」「ほんならまあ…行くわ」「無理せんでええよ」「無理させろやボケコラ!!」「怖っ」

そういえば死ねば自由やな。と思っはいいが月が明るいし瀬戸が抱きついきて身動きが取れないので隠れて手首すら切れなかった。「寒いなあ」「そうやな」「俺はな、ぬっくい日に死にたいねん。寒い日に死にたい奴なんかおらんやろ」「おるんちゃうん、べつに」「おらんわ」なんや否定モードか今日は。

ぐらりと足元から崩れるような感覚がして、どうにか逃れようともがいた後、気がつけば瀬戸に跨りその目をじっと見下ろしていた。この両手の親指は、大きな喉仏の上に二つ添えられている。「どうしたん」「……」何も答えない僕に瀬戸もまた何も言わない。多分このまま、首を絞めても、瀬戸は逃げない。

しまったと思った時には瀬戸は目を見開いていた。使う単語、間の空け方、視線を合わせる時間、全てを間違えた。普段はもう少し言葉を尖らせつつ適切な間を置いて、視線は合ったとしても一瞬。なのに今日は何もかも狂った。祈るような心地で瀬戸を見つめる。目を逸らしてくれる時を、じっと待っている。

少年Sの事件は今や世間で一番注目を浴びているニュースとなっていた。周りの噂もネットニュースも全てが少年Sの話。「将来棒に振って、アホやねえ」どこかの誰かが言っていた。鈍く響く頭痛が収まらない。お前らの誰があいつのことを語れようか。定義できようか。正しい言葉の使い方も知らないくせに。

「想くん、どこ行くん?」「…花火しに行く」「瀬戸と?」「うん」「…帰ってくるときお父さんに見つからんようにね」そう言って姉はぎこちなく微笑んだ。母のいるリビングからはテレビの音だけが聞こえてくる。手に持ったライターがやけに重く、それでいて手に馴染むように思えた。…二月はまだ遠い。

「ちゃんと起きれてえらいねえ想くん」朝、自室と違う旅館の空気に若干の違和を感じながら目を開けると瀬戸が俺を見下ろしていた。そしてそう呟く。なんやねんと返すと奴は楽しげに笑った。「昨日夜遅かったのに起きれるんやな」「お前も起きてるやん」「俺旅行のときだけ異常に早起きなタイプやねん」


・その他

「許してほしいという考えがそもそも傲慢なのだとようやく気がついた」「俺はお前からすべて奪ったんだ。はじめに母親を奪い、そこからずっと奪い続けてきた。これからも奪い続けるだろう。その前に、ルドガー、俺から逃げなさい」笑ってしまいそうだった。逃げるってどこに?…時計が一分ずれている。
(TOX2/ユリルド)

君が俺に向かって微笑んだその瞬間、頭の中にあるすべての色が飛び散る。それは混ざり合うとやがて見たことのない色になった。君の瞬きは映画のようにスローで、その一瞬がこの胸に焼き付くことなどあまりに容易く、永遠を思わせるには充分すぎるほど美しい。深海のような瞳はやがて三日月に歪んだ。


(P5/主喜多)

小ネタ詰め

・瀬戸内海(セトウツ)

サイレンの音が近づいてくる。瀬戸は俺を抱きしめたまま一向にその場から動こうとしなかった。「はよ逃げろや」「ええねん、そんなんええねん」「何がやねん。俺がよくないわ」「内海。あんな、生まれ変わったら俺がお前のこと産んだるからな」「何やそれ」「想くん想くん言うて可愛がったるからな」

「アホやなあ」あの時なんて言ってほしかったんやろと思って、たぶんこれやと気づいた。アホやん内海、なに燃やしてんねん。自首しよ、ごめんなさいしよな、俺も行くからな。それぐらいでたぶん俺は救われた。ここまで望んでなかったのに。瀬戸の寝息が規則的に部屋に響く。俺に縛りつけてごめんな。

瀬戸は一瞬、諦めたような顔をして俺を見た。あ、今の一生忘れられん。そう思って瞬きすれば次の瞬間にはもうさっきの表情は消えている。「内海。行こ」いつもみたいな声で俺の手を引くから驚いた。火の熱が背中をぬるく焼く。「瀬戸、ええよ」「黙って歩け」「もうええから」「うるさい」「ごめんな」

肌なま白っ、と呟くと内海は微妙な顔で俺を見た。眼鏡がうわずって斜めになっている。ガラスの取っ払われたむきだしの視線には馴染みがなかった。内海の目の、黒目とか白目とか、まつ毛の生え際とか目尻とか(ちょっと赤くなっている)永遠に見つめてしまう。「なあ、寒い。…触るんやったらはよ触って」

分かったで内海、笑いいうんは言うたら「流れ」から「外す」ことで生まれるもんや。分かってしまった。分かってしまったから俺はこんな日常会話の真っ只中であろうとお前に告白が出来てしまうねん。これで大ウケと両想いの二兎を追えるわけや、俺冴えてるわ。「は?何なん」スベったわ。あかんやんけ。


・TOX2

「ああ、なんということ……!」「許されないことだわ」「私の命を奪ったうえにあなたは、私の息子まで奪うのですか」「ユリウス様。いいえ、ユリウス。……汚らしい」「あなたを軽蔑します。ユリウス、……あなたを心から愛していたのに」ああクラウディア、許してくれ。馬鹿な俺を許してくれ、……。
(ユリルド+クラウディア)

ルドガー「なーホントに呼べるの?」兄さん「ハハハ、任せろ。あーどうしても叶えたい願いがあるなあ…」クロノス「時の神様だぞ」ルドガー「うわホントにキタwwwww兄さん大好き!」兄さん「俺もだぞ」クロノス「……………」
(タウンワークCM)

「あ、…あ、は、なんだ、ミラ、お前生きて」「…いや、死んだ。ミラは死んだよな?じゃあ、…ああそうか。そっか。そうだよな、ああ」「ごめん、本当にごめん、ごめんなさい、許してもらえるなんて思ってない、でも、ごめん」「なあ、何か言ってくれ。何でもいいから、なあ」「…何か言ってくれ……」
(ルドミラ)

「住む世界が違うと以前貴女は仰っていましたが、ようやくそれの本当の意味が分かりました」この世界の兄さんはそう言うと静かに目尻に皺を寄せた。月明かりに照らされた頬が冷たく光っている。「どうりでよく似ていると思った。貴女は…お前はつくづく母親似だ」その瞳の奥には俺の母が映っていた。
(ユリルド/モテモテスーツ分史)

「最近兄さん知らない人来ると怖がるんだ。だから、な。ごめんな」そう言って友人は俺に銃をつきつけた。こんなつもりじゃなかった。俺はただお前のことが心配で、久々に話でもしたいなって思っただけで。「待ってくれ。落ち着いて話そう?誰にも言わないからお前たちのこと、なあ!頼むから一度話し
(ユリルド+モブ)

小ネタ詰め

お題お借りしました(shindanmaker.com/375517 )


「ちょっとフレンちゃーん、暴れないでくれる?青年困っちゃーう、なんつって」わははと笑いながらユーリは僕の服のボタンを引きちぎっていった。何がどうなっている。なぜ彼は泥酔している、なぜ僕は脱がされている、なぜ彼は…「ちょっとぉ、集中集中!」質問は全てその唇に遮られた。…ああ酒臭い!
(TOV/精神的フレレイの肉体的フレユリ ドラマCDネタ)

放課後の図書室には僕の友人がいる。そう断言できる程に彼は毎日そこで仮眠を取っていた。陽が傾きあたりが橙色に染まる頃、生徒会の仕事を終えた僕は彼を起こしに図書室へ向かう。何度か揺すりながら名前を呼んで彼はようやく目を開ける。「もうそんな時間かよ」そう言って伸びをする姿、まるで猫だ。
(TOV/フレユリ お題:図書室の猫)

「こいつを殺すのは俺のはずだった」事切れた兄さん──時歪の因子の頭を抱きながらこの世界のリドウは俺を睨んだ。今まで見てきたリドウのどの瞳よりも鋭い。俺のことを強く憎悪している目だ。「他の誰より残酷な方法で殺してやろうと思ってた。それをよくも、……ハハ。よりにもよってお前かよ、弟」
(TOX2/クルスニク兄弟+リドウ)

「有り金全部はたいて食材買っちゃってさ、しかも今日で全部使っちゃった。あ、大丈夫、全部トマト料理だよ」どういう意味の大丈夫なんだ、と思わず笑ってしまった。ふくれるルドガーに謝りながら実は俺もな、と呟く。「貯金を全部下ろしてきたんだ。明日から旅行に行こう。……どこにでも行けるぞ!」
(TOX2/ユリルド)

その時地球が爆発したんだ。本当ですよ裁判長、信じてください!「自由には鎖がついてるんです」「先入観ってやつですね。それを取り払えるんですよ、マジックって」火山が噴火して事務所に灰が降る。いいのかよ、って言っても彼女は止めない。ホントに世界終わらせられるんじゃないかな、この子なら。
(逆転4/オドみぬ)

生まれ変わったら君の子供になって君のおなかに入りたいな。君の羊水に浸かって、他の何よりも君に愛されていたい。いつか見る君の顔を思い浮かべながら、君の掌の感触を体ぜんぶで享受しながら眠っていたい。君はきっと僕を全身全霊で愛してくれるだろうな。ねえ、愛しているよ。…撃っていいよ。
(P3P/綾ハム)

「怖いね。下手したらきっと死んじゃうよ」そう言って敵の群がる前方を公子は見つめている。ああ情けねーけど確かに怖いよ俺は。でもオマエはどうだ?そんなに楽しそうな目は初めて見た。てか笑ってんじゃん、ぶっちゃけ。なんかちぐはぐなんだよな。「はあ、すっごくワクワクするね。…あ、間違えた」
(P3P/ハム子+順平)

運命という言葉を今までで一等強い実感を込めて使ったように思う。彼女が私の運命。前々からそう定められはしていたが、いざ触れられる距離で微笑まれるとよりいっそうその輪郭が浮かび上がるのだった。「テオ、明日はどこ行きたい?」「あなたの好きな場所へ」彼女は今日も笑う。「テオはかわいいね」
(P3P/テオハム)

ずいぶん明るい女が来たな。第一印象はそんなものだった。しかしあの女、恐らく「こっち」に近い。「あ、明智くん」俺が声をかけてからそう言って振り向くまでのほんの二秒ほど、女は瞳に何の色も映さないで、感情の欠落した表情をひとつぶら下げていた。…警戒しておいたほうがいいのかも知れない。
(PQ2/ハム明)

小ネタ詰め


・TOV

おっさんほんとはレイヴンじゃなくてシュヴァーンっていうのよお!というのも嘘なんだがね、本当の私などとうの昔に死んでいる。そうそう!シュヴァーンもレイヴンもみんな嘘!ほんとはどこにもいなくてえ、こうして酒を飲み飯を食らうのもままごとのような、「おっさんまたグチャグチャになってんぞ」
(レイヴン)

あなたの全てを愛する自信がありますと言い切った男はいっそ厚かましいくらい整った顔を歪めて笑った。その背中には太陽が輝いている。脅威じみた眩さに網膜は悲鳴を上げていた。「あなたを愛しています」愛だなんて言葉にすら光を与えようとするのが恐ろしい。……ダングレストの薄闇が恋しいわよ。
(フレレイ)

じゃフレンちゃんクイズね、俺様は誰でしょう。レイヴンって答えてくれるでしょ?ああもう即答してよね、迷うようじゃ俺様消えちゃうよ。それとも君は私の方が好きなのか?私に憧れていたんだろう。どちらを選んでもかまわない。君の選択したとおりの俺様になってあげるよ。…ねえ混乱してきたでしょ?
(フレレイ)

「あんたがオレの料理食い続けたらいつかあんたの体の中はオレの愛情でいっぱいになるだろ。そうしたらあんたはもう空っぽじゃなくなっちまうな。ほら食えよ、体ごと作り変えられて別の人間になるんだ。ぶっ飛ぶほどきもちいいぜ」「…なんか抱かれてる気分になるわー」「抱かれてるようなモンだろ」
(ユリレイ)

「君はずいぶんこの男に入れ込んでいるようだが、こいつは真実つまらない男だよ。こんな男に時間を割く必要は一秒たりともないのではないか?」肩を掴むオレの手を制止しながらおっさんはそう言った。「あんた死んだんじゃねーのか」「死人も蘇る時はある。よく知ってるだろう」
(ユリシュヴァ)

「肩こってねーか。揉んでやるよ」「背中流してやろうか」「どこにも行くなよ」これが俺がクレープを振る舞ってからのユーリの様子である。「良かったわねおじさま、ハートの狙い撃ち大成功よ」これはジュディスちゃんの言。嘆きつつ今日もクレープを作る俺。もう明日あたり抱かれるんじゃないかしら。
(ユリレイ)

それを食った瞬間あいつは数分間じっと動かなくなった。人体に有害なモンだとは誰も言ってなかったが、実はやばいモンだったのだろうか。目の前で手をひらひらと振りながらフレンを呼んでみる。そしたらあいつの目が急に据わり、ユーリ、とオレを呼んだ。「僕は君が好きだ」やっぱ不良品だろあのグミ。
(フレユリ/ユナイティアでラブグミ食べたフレン)

「あんま見るなよ」珍しく照れたような様子だったので驚いた。いくらユーリでもこういう場面では恥じらいを持つのか。「今なんか失礼なこと考えてたろ」「至極真っ当なことを考えてるよ」「嘘つけ。…しかしこりゃ、お前以外とは素面じゃできねーな」そう言ってユーリが笑う。喜んでいいのか、それは。
(フレユリ)

天使だなんてとんでもない、彼は魔王だ、それも大魔王!夜の闇に光って僕をみつめる。昔からずっと分かっていた。君は僕の人生のなかでいっとう輝く星だ、たとえ君が自分を二番星だと位置づけようとも。僕がそう思っているのを知っていて彼は笑う。そうして闇へ消えようとする。……君は魔王だよ。
(フレユリ)

フレン「ユーリと僕は二人で一つなんだ 彼が夜の闇の中にいるとき僕はそれを照らす光でなくちゃいけないんだ いつどんなときも彼が隣にいないことが僕は悲しいんだ(号泣大泥酔)」部下A「そうなんですか…(ユーリって誰?)」部下B「おつらいですね…(ユーリって誰??)」
(フレユリ)

「あなたのことを守るわ。命に換えても」何で?って訊いてんのにあいつは返事を返さなかった。あたしとあんたってそんなにたいそうな関係だったっけ?首を捻っているとジュディスはいつもどおりのいやに意味深そうなほほ笑みをあたしに向ける。「そういうふうに決められているの。理屈なんてないのよ」
(リタジュディ)

「ねえリタ。本当の本当にわたしにもリタにもすてきな伴侶が現れなかったら、子供を引き取ってふたりで育てましょう。どちらがおとうさんでもどちらがおかあさんでも構いません。リタならすてきな親になれると思うんです」絶対頷いてやらないけどこういう話する時のエステルの横顔は嫌いじゃない。
(エスリタ)

ソディア「隊長、髪をお切りになられたのですか?その、すごくお似合いです…!!」フレン「ははは、不覚にもワロタ」ソディア「ユーリローウェル!!!出てこい!!!貴様が隊長に2ちゃんを教えたことは分かっているんだぞ!!!!!!」
(コピペネタ)


・TOX2

「にいさん〜ぼく学校ですごい言葉おぼえたんだよ」「本当か!?すごいなルドガーは。ノーベル賞も獲れるぞお」「えっとねー、『深淵を覗くとき、落ちるとあぶないのだ』」「本当だなあ!!落ちるとあぶないなあ!!!お前は天才だ!!!!!!」
(ユリルド)

やめてくれよ嘘ばっかり、兄さんは死んでないよ、ほら今も俺の帰りを待ってる、早く帰ってメシ作らなきゃいけないんだ、ああもしかして兄さんもグルになって俺を騙してるのか?いや兄さんは俺に嘘なんてつかないよな、兄さんはいつも俺に本当のことを教えてくれた、なあ、お前ら知らないだろ、……
(ユリルド)

素晴らしき朝の燦々とした太陽の下に居る女性はあまりに美しく、聡明なふうを隠す気もなく怜悧に目を光らせていた。雷に打たれたように動けなくなる。俺は弟や部下の前では微笑みをぶらさげまともなふりをしているが、本質は無知で冷徹な男だ。それをあの目は暴くのではないかと、心底恐ろしくなった。
(ユリルド/モテモテスーツ分史)


・その他

「俺お前のこと好きかもしんねー」小生から借りた十万を握り締めた帝統はそう呟いてから玄関の扉を閉めた。それから連絡もなく数カ月、ある日札束を持って男は再びうちの引き戸を開けた。「倍にしてきたから返す。あとやっぱお前のこと好きだわ」「小生は心底嫌いですが」「えっマジで?」「…嘘です」
(ヒプマイ/帝幻)

「なあ、げんたろー」本当は『幻太郎』と記すべきだろうがこの男の放つ響きはそう表すのがいっとう的確だと思える。振り返ればその口が次に発する単語の形に開いていた。「か」「ねなら貸しませんよ」先手を打つとあからさまに残念そうな顔をする。登場人物として照らし合わせればあまりに単純すぎて描写のしがいがない男だ。しかし近頃は息抜きに彼を書く際がいちばん筆が乗るので、自分でも少し笑える。
(ヒプマイ/帝幻)

「どうか今夜はここにいてくれないか」「抜け殻になったお前のベッドを見るたび、毎朝胸が焼けるような心地がする」「どうか…私の戯言をお聞き入れください、陛下」あ、これわざと言ってる。そう思った。しかもこいつオレが気づくこと含めて言ってんだ。あんまりにらしくないから正直ちょっと笑えた。
(FF15/ノクイグ)
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