支援Bのまま結婚したレスシル
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今日も家へ帰ればあの女が無防備に俺に寝顔を晒すんだろう。嫌になる、何もかもに。俺を受け入れる女にも、それを甘んじて許容する自分自身にも。……一度、女の首に手をかけたことがある。両手をその細い茎に宛てがって、力さえ入れてしまえば簡単に折れてしまいそうだった。ああたったこんな簡単な動作一つで俺はこの女から開放されるのか、と、内心で思いながら時は動く。一秒、二秒、……。結局、俺は女を殺すことができなかった。