大逆裁

「成歩堂龍ノ介。オレは、キサマという男を愛している。…………………し、信じている」「……………う…………うん」「言い間違えてしまったのですねカズゴリさま!?墓場まで持っていこうとしていた想いをまさかの状況下で暴露する形になってしまわれたのですねカズゴリさま!?!?」
(龍アソ/カズゴリくん)

「今すぐキサマをオレのものにしてやる」なんて言われてしまうとぼくという人間はもう身動きがとれないのである。だってぼくは亜双義一真を恋い慕っているんだもの。どうにでもしてほしいと天辺から爪先までが叫んでいる。でも亜双義一真は続けてこう言った。「だからオレをキサマのものにしてみせろ」
(龍アソ)

机がバンと派手な音を立てる。静まり返る法廷内でただ一人、強力な意志を身に宿す者がいた。正確には、オレの隣だ。思えば出会いは去年の茹るような夏の日、あの忌々しき弁論大会で初めて目にした時よりも、その眩さは増している。ああ、腐った司法に冒された腑抜けども、魂に刻めこのまなざしを!
(龍アソ)

「死んだならそれなりにしておいてくれよ!!なんで今さら化けたりなんかするんだよ!ぜんぜんおまえらしくないじゃないか!!」「好きだ」「そんなこと聞きたいんじゃないんだよ!ばかやろう!!ぼくもだよ!!!」「泣くな泣くな」「泣"い"て"な"い"よ"!!!」
(キレ歩堂と霊双義)

(家に帰ると亜双義が死んだフリをしています)
「あっはっは!驚いたか?ドッキリだ」「いやでもおまえ肌が土気色なんだけど」「ドッキリだ」「手が死んだときのあの形のままなんだけど」「ドッキリだ」「死んでるよ!おまえ絶対死んでるよそれ!」

ぼくは死んだらきちんと羽が欲しいのだが、死んだアイツときたらなんにもつけていなかった。生きていますとでも言いたげな風貌なのである。勘違いしてしまいそうなほどに。「おまえ、きっと羽似合うのに」「…冗談だろう」その困り顔すら生者に寄せてきているようで、なんだか腑に落ちない。
(龍アソ)

その鋭く光る刃を見るたび、なんだかいつかおまえがぼくを殺してくれるような気がしてならないのである。べつに死にたいわけではないはずなのに、「殺してくれる」だなんて思ってしまうほどその刀身が美しいからだろうか。おまえによく似ている。「…なんだ。斬られたいか?」「…ああ、ちょっとだけ」
(龍アソ)

いつかこの刃に血肉を与えるとするならば、それはコイツのものがいい。そう考えながら隣の相棒を見やる。相も変わらず不規則な光にまみれた、熱く青く恐ろしい男だ。オレのすべてを賭けてでも中を暴いてみたくなる。その血を一度全身で受け止めてみたいと言ったら、キサマはどんな顔をするのだろうか。
(龍アソ)

亜双義「成歩堂、今日は"ざぎん"あたりで"しーすー"でも食おうではないか」ガバノ介くん(業界用語を使いこなす亜双義…なんてカッコいいんだ!!!!!!)

一寸先は底無しの闇。その闇の先を親友はいま覗きこんでいる。オレはその闇を心底疎ましく思った。ばかばかしい。コイツにお前のような薄汚い黒は不釣り合いだ。オレですら覗きこまれたことなどなかったのに。「オレ以外の地獄に微笑みかけるな」成歩堂の背中にそう呟く。振り返れ、いや、振り返るな。
(龍アソ)

「おまえがしてたみたいに枕の下に法律全書を敷いてみたら、なかなかどうして寝心地がよかったんだよな。でも朝起きたら法律全書を枕の下に敷いてるのをすっかり忘れちゃって、部屋中を探し回る羽目になった…。もうやらないほうがいいかもなと思ったよ。…あ、なんだよ。笑うなよ、亜双義」
(龍アソ)

「成歩堂!結婚するのか!オレ以外のヤツと!!」「うわっ何!?唐突に化けて出るなよ!!」「相手は!?ちゃんと早口言葉は言えるのか!?」「そんなとこ基準で選ぶわけないだろ!苦手なほうだよ!」「何だと!?キサマに釣り合うようにと練習したオレの生前の苦労をキサマ…あっ」「えっ」
(龍アソ/霊双義)

「好きならそう言ってくれてたらよかったのに」「言ってどうなる」「…おまえらしくないな。きっとどうにでもできたよ」「根拠は?」「ぼくもおまえのことが好きだったから」「あっはっは!そんなこと、知っていたに決まっているだろう」
(龍アソ)

ホームズ「ミスターナルホドーはキレイな目をしてるなあ。ずっと見ていたいくらいだよ」龍ノ介くん「(抉り出してホルマリン浸けにする気だ………)」
ホームズ「このままずっと永遠に一緒にいられたらいいね」龍ノ介くん「(永遠にされる………)」
(龍シャロ)

「うわーーん今日も死にたくなるような朝だよぉーー!!こうなりゃヤケだ!さあミスターナルホドー!思いきって心中しようじゃないか!」「いいですよ」「えっ」「いいですよ」「えっ」「テムズ川でいいですか?」「えっ待ってこわい」
(ほのぼの龍シャロ)

「わあミスターナルホドー瞳孔開くとすごく可愛いね。おやおや泣いてるのか?まだ3本しか注射してないぞぉ。法廷ではあんなに我慢強いのにいったいどうしたんだミスターナルホドー」
(龍シャロ)

「どうしてホームズくんのことパパって呼んじゃダメなの?」「…ううん、そうだな…」そこで何を言おうか少し考える。嘘は無謀だ。この子の前じゃ、嘘はただの真実への足掛かりである。「いつかきっと言うよ」「…うん、わかった」この子は時折、物分かりが良すぎると思う。倫敦の霧を吸い込んだように頭が曇った。
(ホムアイ)

「御琴羽のところのお嬢様、子どもが産まれたそうよ」久々に帰った実家で母にそう告げられた。ぼくは唖然とした後、心の底から良かったと微笑んだ。…はずだったのだが、なぜか驚くほど虚しくなった。この空の下で、あの時の少女が今や母親として生きているのだ。その日、ぼくは久方ぶりに酒を呑んだ。
(龍ノ介と寿沙都)

↓ここからコピペ改変

カズワン「恋仲になるとするならどんな女性がいいんだ」龍ノ介「わりかしいつも一緒にいてくれて、散歩にも喜んで付き合ってくれて、寂しいときは傍にいてくれて、夜抱きしめて寝られるような人かな」カズワン「全部オレでいいではないか」龍ノ介「ほんとそれ」

寿沙都「男性は命の危険にさらされると性的魅力が増すそうです」アイリス「じゃあホームズくんに飽きてきたら半殺しにしてみるね」

グレグソン「首席判事閣下、こちらバカには見えない服でございます」ヴォルテックス「何も見えないな」グレグソン「そんなまさか。バカでなければ見えるはずです」ヴォルテックス「そんな服…見えない…。もう…グレグソンのことしか…見えないよ…」グレグソン「……バカ」


その他

「牙琉検事て怒ると牙琉先生にクリソツですね」「は????正気かいおデコくん」「あっほらクリソツ」
(逆裁4/王響)

パパ「やはりタバコは肺にガンガンきてナンボだな」兄さん「ルドガーはそんなこと言わない!!!!!!!」
パパ「あそこの店のソープ嬢8割ババアだったぞ」兄さん「ルドガーは!!!!!そんなこと言わない!!!!!!」
パパ「兄さん大好き!結婚しよ!」兄さん「それは言う」
(TOX2/ユリヴィク)

「兄さん、石原裕次郎がシャッてするやつ下げて」弟の懇願を聞き入れ、俺は石原裕次郎がシャッてするやつを下げた。俺たちを嘲笑うように浮かぶ月が、石原裕次郎がシャッてするやつに隠される。「石原裕次郎がシャッてするやつの隙間から、月が見てる」そう呟き震える弟の体を、俺はきつく抱き締めた。
(TOX2/ブラインドが思い出せなかった記念)

ルドガー「やめてくれ!やめてくれ!」
ガイアス「オッケー」
ルドガー「サンキュ」
_人人人人人_
> 優しい世界 <
  ̄Y^Y^Y^Y ̄
(TOX2)