『地獄、地獄』と無機質なアナウンスが辺りに響いている。目を開けてみれば地下鉄のホームのようなところにオレは立っていた。軽く見回してみるが人の気配は皆無で、がらんどうのホームにやけに積めたい空っ風ばかりが吹いている。壁はどこもかしこも赤黒く傷だらけで、不気味というには充分の風体だった。立ってるだけで寒気がしてきやがる。急いでエスカレーターに乗り地上へと登ると、着いた瞬間にぱっとあたりが明るくなった。目の前にあるのは商店街のような場所で、どこも店先に提灯が灯っている。地下と違いここには人間が大勢いて、ともかく活気があった。奥には鳥居がいくつも見えてなんとなく不気味ではあったが、地下に比べりゃまだマシだ。思いながらあてもなく街中を進んでいくと、思わぬ人影を前方に見つけた。王馬のヤローだ、アレは。王馬もちょうどオレに気がつき、ひらひらと手を振ってくる。
「やっほー、百田ちゃん!奇遇だね」
「何してやがんだオメー」
「何って、ただその辺をブラブラ見てただけだけど。百田ちゃんはこんなところでどうしたの?」
「ああ?そりゃオメー」
と、言おうとして言葉に詰まる。


地獄でなぜ悪い!!(^-^)飽きた!!!
どれくらい切実な理由があっても人殺したら地獄に落ちてほしいので百田くんは地獄に落ちてほしいけどたぶんそこでは王馬が待ってるんだろーーなと思う
他の全部が相容れなくても死だけは共有するんだよ百田と王馬は そう二人が決めたんだよな