3 つ目がとおる

正中心錬磨によって、第三の目が開くというのは、ほんとうかもしれないよ。

なにやらどうにもこうにも、三つの目があるようなかんじがしてならないです。鏡で顔を見ても二つだが、真ん中に目があるような感覚に、まさに目をつぶるわけにもいかない。が、左右の目をつぶってみる。たしかに何も見えなくなる。でも、真ん中の目は、なんだかなんらかを観ているのである。

超能力でも発現したなら納得するかもしれないが、それらしきものは今のところないです。けれども。。


ところで人類は、過去に、第三の目が普通に開いていたときが、もしかしたらあったのかもしれんという気もします。閉じた理由はよくわからない。でも、いくつか推測をします。

1、人知では計り知れない生命進化のDNAストーリーに、ある時期第三の目を閉じておくというプログラムがある

2、人がウソをついて生きることと関係している


さてボディワークとして私のこの経過的体感をより具体的に説明しますと、目がパチっと開く てな感じではないんですよ。ハラの下からゴーン!と突き立つようなチカラが、眉間を貫くもんだから、塞がってたものが開いてしまいますという感じなのです。

で、これって、無条件に「いい感じ」「いいこと」とはいいきれないんです。身体がキツイ場合もある。ですが、ずっと死にたいと思っていた望みがやっと叶うかのような、ひそやかな安堵みたいなものもある。

ホラー映画みたいに自分の顔が裂けてポロッと落っこちて、体からニョキッと誰かが出てきて「ふぁー!やれやれやっと出たわい」とか言うのを聞きながら、私は終焉するような気がしないでもない(笑)。第三の目はなんだか「俺の目」「俺だけが観ているもの」ではないかんじがあるものですから。

脚色するとそんな感じですが。。まてよ、不動明みたいに、アモンと合体してデビルマンとして蘇生する、みたいなことになるのか?… うーん、、それはそれでめんどくさいなあ。下半身の毛ボーボーになるだろうし(笑)。










2 ハートフルスペック


♪ 少しも寒くないわ

(松たか子、曲名わからん)


初夏だしな。蚊が出るし。




先日のこと。インナーチャイルドって、俺にもいんのかなあ?いるなら出てこーい、とか思っているときふと、「‥て今ゆってる俺がアウターチャイルドなんじゃね!?」とおもった瞬間、後頭骨がホワ〜んと暖かくなって、パタンと寝てしまいました。

そしてたまたま?その後日のこと。
なぜだか急に、晩酌中の父親が、自身の子供時代のことを語りはじめた。
超貧乏で育ち、学校の昼飯時(当時は給食がなかった)には、弁当を持っていないから家に食べに帰るフリをして、毎日毎日毎日毎日、空地の土管に座っていたと。学校が終わって家に帰っても誰もいない。電気代が払えないからロウソク。なおかつ上級生達からのイジメが発生。

学校の昼飯時間のころが今でもたまに夢に出てくる。人生で一番嬉しかったのは中学校を卒業した日。これでやっと働いてメシが食える。頑張って働く。メシ以外に使う金は大好きなクルマにつぎ込む。母親と知り合う。
プロポーズの言葉は、
「あったげーメシ、つぐってくれ」(あったかい食事を作っておくれ)。


あったげーメシを食う。私が二番目に生まれる。トオルと名付ける。が、幼稚園のとき私は、自分の名前はモトマサにすると言い張ってきかない。のち、改名。

息子二人は自分達とは違ってちゃんと進学させてやるべとおもう。が、高1のとき私は、学校なんてくだらないと言い張ってきかない。のち、退学。


数十年後。晩酌。あったげーツマミをつまむ。目の前に息子。齢50、ニート、引きこもり。

父は自身を振り返りながらなのか、目の前の私に向かってなのか、どちらともないかんじで、つぶやいた
「人生をぜんぶ他人の言いなりで生きてしまうこどほど、虚しいものはねえ。変わり者はけっきょぐ変わり者だ。変わらねえんだがら、それで出でいって勝負するしかねえ 。」


次回予定
「機根のタテ軸ヨコ軸」










前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2019年05月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
アーカイブ
カテゴリー