氣オク。

キンモクセイが かほる。。そうだ、昔の話をしよう。


若い頃。あたしゃあ役者で成功しようとしていました。結局成功しなかっ…いや、したといえばし…た…いやいや、うーン

ま、だいぶ特殊な成功のしかたをし、伝説のスーパースターとして今でも知る人ぞ知る存在ということになっているらしいが、 現に今生きている私にとっては、そのことは特に何の利益も脈絡も存在しない。


万が一に、過去世なるものがあるのだとします、万が一にね。でもそれは、もう存在しない何十年 も前と、ほとんど同じことだと思います。何か特別な価値があるとは思えない。突き詰めたこと言うなら、昨日だって過去世です。

人はウッスラと、あるいはハッキリと過去を引きずりながら明日へとすすんでいきます。全く昨日を記憶していなければ、この地上世界は成立しませんからね。


キンモクセイが香るのは、キンモクセイ単独の意志によってではありませんでしょう。

クモに美しい巣の張りかたを教えたのは、誰なんでしょう。





氣オナジ。

中心は中心をするに非ず。中心に中心せらるる也。

肥田春充の書物で、私がハッキリ覚えているのはこの一文だけです。あとは忘れた。


仙腸関節は、昔は不動の関節だとされていたみたいですが、現在では、僅かに可動するとされています。解剖生理学で何をどう定義しようが、小島よしおですよ。学問や常識に聞いたり、詳しくはウェブでポチッ とかしても、そこには情報があるだけですからね。不確かな情報が。

仙腸関節が動くのか動かないのかなんて、自分で確かめればいい。武道やボディワークをする人であれば尚更。肝心要の場所でしょうに。


人間は、テメエ勝手な解釈を止めません。ダーウィンの進化論は戦争の時、戦争用の解釈がなされました。 全ては粒子であり波であるという量子論は、ワンネスを謳うスピリチャリズムが絶好の後ろ楯として引用利用します。が、

量子論もスピリチャリズムも関係なしに、私達自身はワンネスであるのですかないのですか。あるのですか。ないのですか。


肥田春充の文をもう1つだけ思い出した。
あの人は道端の草に向かって、確かこう言った


「おお、キミもワタシだねえ!」




氣チガイ。

N澤さん 此方へのコメントありがとうございます


緊張、トラウマ、ブロック、カルマ。これらは全てマボロシです。実体のないものをどうにかすることは出来ません。

マボロシの分析、マボロシのすり替え、マボロシ解消のワークをしているあいだに、ないがしろにされている、氣。一般的に私達は氣をマボロシ扱い、緊張を実体扱いしますね。逆じゃ!。

とはいえ、マボロシに囚われて苦しむのは普通のことです。だから何とかしたくて何かをするのは普通のことです。


しかし、氣は、「いかにするべきか、あるべきか」 「どうしたらいいのか、正しいのか」 というような動機によって活きてはおりません。


普遍は普通のように固まってはいません。


次回予告「中心線は杭ではない、コマである」




ノー ノー ノー

リオ五輪で、アスリートというよりサムライみたいな柔道選手が1人だけいましたね。

求道者であることと、「自分と闘う」人は、ちょっと違います。 自分と闘うのって、つまり弱い自分が確実に存在しているわけで、内戦しているわけで、仮に強い自分とやらが弱い自分に時々勝ったとしても、おそらく、そういう作業を頻繁にしているアスリートは、怪我や故障が多いと思います。


悠久の大我に生きよ

この言葉。例えばスピリチュアルな本に書いてあったら、どうですか。なるほど!そうか!ってなるでしょ。でもこの言葉、戦争に使われました。 国の為に命を捨てろという意味で使われました。

「自分に勝つ」だろうが「頑張らなくていい」だろうが「全ては1つ」だろうがワクワクだろうがヒキヨセだろうが、それがスローガン、アイデンティティ、信念、等々になったら、結局、戦争は終わらないのです。

憲法では戦争は無くならんし、鬱も治らんからね。本当の幸福は脳内の憲法を書き換えれば済むってもんじゃないですからね。遅い、遅い。





その 緑

中心練修会が出張稽古をしにコチラの方へ来たので、私も混じり、超久々に、人が強健術を行うのを見ました。肥田式強健術及び中心練修会は、一言で言うなら、「白い」ですな。


外で強健術をしたり、人の動きを見ていて、あらためて、私は強健を得ようとする意志があまり無いなと思う。

それではなぜ強健術を行うのか。知らん。私は、松尾芭蕉の句のやうになりたいのだ。バラバラの散り散りになって、風景になりたい。笑←入れとくか


肥田式も八卦掌も、「やりたくない」 し、ロハス生活を夢見るわけでもなく、松尾芭蕉のようになりたいわけでもない。


古池にも蛙にも水の音にも。

あ、地中奥深くに飛び込んでそのまま埋まって溶けて散り散りのバラバラになりたい。







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