オウム真理教は、ある時期から信者にLSDを服用させて、神秘体験をさせていたそうですが、初期の頃は、薬物はもちろん大した修行すらしていなくても次々と多くの人達が劇的な体験をし、グル麻原に帰依していったそうです。

中でもある一人の信者は、幼い頃から神秘体験体質で、やがて麻原との出会いで決定的な体験をし、その後の運命が決まりました。その人は死刑囚となり今はこの世にはいません。

その人物と面会をしていた元東大教授の精神科医が云うには、このような人は精神科治療をするか、神の道を歩むかしかないのだという。

その人はとても多才で繊細な人だったみたいだから、精神科治療だろうが神の道だろうが、たぶん、生半可なことでは何にもならない。だからといって、その教授がいうように、それ以外には救われる道などない。結果、彼はあるひとつの人生を生き、それを終えた。


オウム=カルト、テロ、キチガイ集団。以上、おわり。で済む一般的?な感性を私は持ち合わせていません。氣だのクンダリニーだのの道に参入すると、分裂症状にもなりえることは身をもって味わいましたし、それを通過しないですむ穏やかな生活など、逆にありえなかった。

初期の信者達は、次々とクンダリニーが覚醒し、悟りや解脱をした人が何人もいたという。何をもってクンダリニー、悟り、解脱といっているのかはさっぱりわからないし胡散臭いが、ある種の何がしかの体験をし、私にはつとまらなさそうな厳しい修行をしていたのはたしかみたいだ。そしてハルマゲドンを回避し人類を救済しようとしていたという。ところがハルマゲドンを捏造して自作自演をしはじめた。。。

そんな解脱救済物語にハマッた集団にとてもとてもよく似た人々が現存しています。アセンションを目指すスピリチュアル系の人達である。アセンションがくるぞくるぞ、浄化だワッショイ、感謝だイェーイと。かくいう私も、闇の勢力の陰謀の話とかにはほぼ興味ないものの、ライトボディという概念には関心があります。ですから他人事ではありません。(;゜0゜)


ところでハイアーセルフというのは、自分にたいして具体的な指図などほとんどしないです。もし、チャネリングだとか瞑想をして、こうしろああしろという霊的存在が出てくるとしたら、それはおそらく十中八九は、ハイアーセルフではない。なんらかの人格的雰囲気がある場合も、それは憑依霊もしくは「分身」であり、ハイアーセルフではないでしょう。

私は霊感は無いのでたしかなことを言ってはいないかもしれませんが、主の御心って、天使とか霊とかのメッセージや、浮かばれない潜在意識とは、イコールではないとおもう。そういう場合もあるかもしれないけど、そういうものに頼っていると、その天使とかの中身がいつの間にかすりかわることもあるのです。