小周天の図なんかを見ると、身体のフチを気が回るようなかんじに描かれている。でも、実際はもっともっと内側を回るものである。それと「気を回す」というけど、これもあんまり頓着してやらないほうがいい。リキミと同じになるからである。腰は入る、気はまわる、チカラは出る、のである。
腰、腹の姿勢術にしても、体表の前後面のカタチ、チカラではない。もっともっと奥です。腰とは中です。腹とは中です。

私は指圧みたいなことをするときに、指で当たって押せる筋肉をどうにかしているわけではない。 そのスキマやもっと奥に向かってチカラをかけています。

で、これらの話はどれも「イメージ」や「そんなつもり」でやるとかいう漠然としたことではない。実際に、そうするのである。私の兄が昔キックボクシングをやっていました。いい蹴りのコツとして脚が胴から生えてるようなつもりでそこから蹴れといったような指導があったといいます。でもそれはコツとかツモリというより、実際に、脚は胴から動くのです。

極意とか神秘とかいう風にいわれるものごとは、きっとほんとうは、当たり前のことを知り、当たり前のことをやる、ということに他なりません。当たり前のこととは、俗習、常識、クセ、ではありません。

当たり前のことを当たり前にやるというのを言い換えるなら、何もしない ということです。







ボディフルネス≪龍の穴≫

「ちぶる整体」というのは、はじめ冗談半分につけた名称ですが、「地の振り(地球のバイブ)」という意味合いも込めていました。なんとなく、私は整体やボディワークでそんなことをやってるような気がしていたからです。

開業して間もない頃、スピリチャルを科学で検証するという類いの本を何冊か読んでいました。
瞑想の達人達を集めて脳波を計測する実験をしたところ、その人達の脳波はピーク時にはアルファ波でもシータ波でもなく、シューマン波(地球が恒常的に発している周波数)を出したそうです。ガッテンしました。
私は整体施術の経験上、直感ではそれを知っていたんだと思いました。リラックスを超えてさらに透明になるような感じなときがあったからです(私自身が)。
周波数は整体を受けている人にも伝わり、同調が起こります(あまり浸透しない人もいます)。この整体を存分にやるには、独立開業する必要がありました。アルファ波系の癒し店?やベータ波系の治療院(笑)でよそよそしく仕事してたらコレをやりづらかったのです。

実際には私や相手の脳波を計測してるわけじゃないので、毎回どんな周波がどのように出てるのかは断定できませんけどね。
で、脳波脳波いうけど、脳はモニターですからね、脳がその波をクリエイトしているわけではないのです。

ちなみに「ウルトラガンマ波」ってのもあるが、これは、たぶん、癒しのチカラというには強すぎるものである。肥田式や真体功の本動作時に、発現しうるようなものだとおもう。


チャネリングというと、霊とか神様のメッセージ を受けとる的なイメージが強いけれど、そういうのはドラマ的な解釈である。ほんとは普通にフラットに、誰でも、チャネリングはしているのです。

で、波に「私の波」なんてものは無い。

次回予定
「でもたとえばグリムスパンキーとカラオケ名人が同じ歌を歌ったとしても、音波は同じではない」




シンタイコーの裏打ち

「腰を反り、腹を突き出す」

肥田さんのこれだけの言い方で、肥田式のマコトを汲みとれるなら、世話はなかったのかもしれない。だが私は汲み取れなかった。「結果として腰が入り腹がきまる」姿勢をとれるようになるまでにかかった時間は不器用に長かったし、現在進行形であります。


また、肥田さんは腰を反って本動作をするようになったのを「腰からくる腹の力」と言い表したと記憶しているが、これはこれでどういうことか、ここで今の私の体観にもとづき文字にあらわしてみたいとおもいます。

「下腰からくる中腰腹のチカラ」」
尾骨の裏側から腰を巻き上げるチカラが姿勢をつくるのです。
下丹田はよく子宮になぞらえられますが、私は女性ではないので、リアル子宮のことは体感できないから純粋には比較できない。 されどこの下腰から巻き上がる姿勢のチカラを例えていうなら、「裏チンコ」です。裏金玉もあります。さらにいうなら逆チンコも逆金玉もあります。裏チンコにとってのマンコは、自己の体内です。

余談ですが中国気功では禁欲をして精を気に変える修行をしていると、やがて性器がチンチクリンに萎縮してくるといいますが、私はなんだか逆なんだよなあ。表チンコも裏チンコに比例するかのようです。すんごい肥田式っぽい姿勢のチンコになります(笑)。身長も伸びたけどチン長も伸びました(笑) 49才です(笑)。使い途はありません(笑)ボッキさせて鑑賞してるだけです(笑)。

仙道の大周天でいう「出神」とは、この裏チンコの「射精」といえるのかもしれません。精通の到来には時節があるごとくに、修行というものにも時節がある。修行というと、自分が懸命に何かやっているように「自分では」思うものですが、それはせいぜい波の上のサーフである。波を起こしているのは自分ではないのです。






中心力は、そもそも「ある」のである。

悟りを求める修行者の大半が悟れないのと似て、強健術で中心力を求めて中腰を反ることに意力を込めるばっかりに、「中心リキミ力」の養成になってしまうことは往々にしてありえる。それではもともとのチカラにカバーがかかってしまうのです。

腰腹せい三角形の中の真円(つまり中心中の中心)、を求めて強健術はおこなわれるけれど、今ここリアルの三角形とその三辺にあたる内円は、観ればどんな姿勢であれ誰にだってあるのである。 それが、そこが、今ここリアル重心である。その重心が中心軸にのればキバリやリキミは使わなくていいのだと、身をもって知る。 その今ここリアルをおざなりにして超理想の腰腹正中心に頓着してアクセクもがいて、それがなかなか叶わないからといってやがて自己を否定してしまっては元も子もない。修行とは自己を否定して何者かになろうとする時間の浪費ではないのだ。シンタイコーに失敗は無いと言っているだろう、シンタイコーには失敗も成功もないんじゃ、シンタイコーしかあらへんのじゃ、ミスターYESじゃNO NO NOじゃ、ゲンジツはバクハツだ!べらんめえがよ。


♪どこかの爆弾より

目の前のおいらのほうが

フルネスほど


(ブルーハーツ NONONO改)








リキミの脱落に反比例するかのように、身体は磁力のようなものが活性してくる。普通、人は携えたリキミを明け渡さないし明け渡せない。リキミは手の内にあってコントロールできるようにおもえるから。だがそれではまるでリキミの中のカワズである。
なお、磁力は体力や筋力に限った話ではない。


iモードニュースの見出しにこんなものがあった。 「泥を塗る神事に観光客が「汚された」と怒る」
体に泥がかかったのでしょうか。昨今はこんな類いのクソクレーマーが多発してる。パワースポットには強い磁力が発生しているけれど、ブームで磁場はどうなっていることやら。

風水ではパワースポットを「龍穴」というらしい。スピリチャル(風)な人達は龍穴へパワーをもらいにいくみたいだが、ボディフルネシストなら…はい、今回の話、もうおわかりですね。


次回予定
「メソフル道場≪猫の穴≫アドバンスコース、ボディパワースポッティング≪龍の穴≫」





前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2018年10月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
アーカイブ
カテゴリー