久しぶりに街中へ行った。片道10キロほど、これまた久しぶりに自転車を漕いだ。バイクと違って全然前に進まない感じがする。眼前に広がる風景はほとんど田んぼの平野なので、尚更に一向に進んでいない感じがする。シンタイコウ的にどうにかサイクリングを出来ないかと試行錯誤してみるものの、ハンドルの低さがやたら気になり、肩が凝り、ただただ大腿四頭筋が疲れる。もうどうでもよくなってなるべく無になってペダルを漕ぐ。爽やかな気候とかも味わう余裕もなく。

で、くたびれた。昭和的に言うとチカレタビー。 帰宅したらクラクラのフラフラになりました。で、なんとなく正座した。

なんということですか。正座は疲労回復にも劇的な効果があるのでした。いつにも増して良い意味で力が入らないせいか、姿勢はほぼほぼ天然緊張のみが作用する。五分も座っていなかったとおもうが、疲れていたからではなく、それで充分だったから。肝心なのは行う時間の長さではなく、姿勢をキメたその刹那に、腰とも腹とも言えるが腰とも腹とも言えない虚空に身心が没入することである。
これがリラクゼーションでも鍛錬でもないシンタイコウの妙である。

そしてまるで何事もなかったかのようにスッキリしました。




次回予定
『仙骨式呼吸』
『自分自真』
『怪力の出しかた』