身体の中のジェルクッション。 タマシイの中のシンタイ。


広告等で最近よく見かける、ハニカム構造の、無重力クッションというやつが、家にありました。 座ってみました。フワッフワです。非常によくできています。腰痛の人にはとても効果がありそうです。
しかしこれをボディワーキーに、シンタイキーに捉えると、また別の印象を受けるのでした。外的に重力の抵抗を無くすと、ボディワークにとっては『妨げ』となるのである。シンタイコウは、シンタイによって重力との闘いを止めるのである。無重力クッションはそういうシンタイを研く機会をスポイルしてしまう。 コレはあくまでも『疑似体験』のツールとおもえばスグレモノです。よーするにドラッグと同じです。
前記事の写真のポールなども、作用は逆とはいえ、疑似体験ツールという意味では同じです。
そしてもっと言ってしまうならば、肉体そのものがそもそも、疑似体験ツールのような気がします。肉体とともに地球で生きていること、なんとこれ自体が、疑似体験なのです。




フラミンゴ式姿勢術




ここ最近は、片足を高く上げてゆぅっくりと足踏みをするようにコレをやっていましたところ、王さんの一本足打法がなぜ合気道がルーツなのかが、よくわかってきました。
スーっ ピタッ と一本脚での姿勢が決まったとき、静寂が訪れます。昨日、美しい姿勢の片足立ちで潮風に吹かれながら防波堤に佇んでいた白鷺も、こんな気分だったのでしょうか。


中心を見失った我々は、中心を求めて行動をする。そこにはジレンマがある。求める心はリキミとセットになりがちだからである。だがそれでも本気でやりつづけるなら、 転換が起こる。中心を求めて右往左往するエネルギーよりも、厳かにして中心に訊く能力が芽生えはじめる。すると中心が姿勢や動作を中心に誘ってくれることに気がつきはじめる。 そうして主客逆転してゆくと、コトはどんどんスムースに運びやすくなる。


次回予定
『中心呼吸』





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