前記事では、仙骨を前に倒さない つまり腰は反りこまないのだといったことを書きましたが、それについてもう少し細かく説明します。

腰は反れないわけではないのです。が、仙骨を前に前にグイグイと持っていくような、つまり肥田式の指南にある『仙腰椎の接合部を反る』ということに意識の重きは置かないのです。そうやって腹と腰をキメない。

以前から、『腰は反らない。脱力の結果として腰は入る』と申しておりました。それを更に突き詰めたのです。

仙腰の椎間よりも重要なのは仙腸の関節です。仙骨を反ろう反ろうとしていたら、サイドブレーキを引いたままアクセルを踏むような身体操作になりがちになってしまう。
ある程度のリキミが抜けている状態で姿勢をとれば、腰にギューッと、良い緊張はたしかに集まる。しかしそれでは、まだダメなんだ。せっかくつくれたその姿勢は、けっきょく棄て去られなければならないのです。棄てたときはじめて、『反って止めた』仙骨ではなく、『活きて反った』仙骨になる。


それに強く関係しているのが、中丹田の奥である。
でも何にせよ、どっちこっち、
身体には、中心など、どこにもありません。




♪うしろの正面 だあれ






真十字シンタイ 1




※はじめに。
肥田式強健術を実践しており、なおかつそれで十分に満足されているかたは、もし今回の記事を読んだらば、違和感や反論が生じる可能性があります。が、私のやっていることは、律儀に強健術の指南をトレースしてはおらず、『シンタイコウ』をしているのだということを承知ねがいます。




『腰からくる腹の力』を養成するには、腰を反りこむ鍛練は必要かとおもいます。
だが、それは『無限のチカラ』ではなく、腰と腹のチカラである。
そのチカラがマキシマム に高まれば無限のチカラになるわけでもないです。ソレとコレとはベクトルがまた違うのである。


腰を反る姿勢とはつまり、仙骨を御辞儀さすように前に倒すような姿勢をとるわけです。そうしてギチギチと腰を入れるのは、たしかにかなりの中心緊張感を伴い。いかにも姿勢を決めに決めているようなかんじがする。
だが、その緊張は、脳天をも貫くチカラの柱になることはありません。その緊張姿勢での『思考停止』は、思考停止モドキである。その緊張姿勢での腰や腹のチカラは、中心力モドキである。


仙骨は倒すとか反るとか、そういうことをやめる。すると『跳ね上がる』。

そのときの思考停止とは『考えの止まった状態』でなく『頭脳で考えなくてもよい』のです。
そのときのチカラは、イキの止まったような力ではなく、腰で腰をどうにかしたりはしないし、『腰からくる腹の』でなく『どこかしらからくるチカラとカカト(地力)からくるチカラの合わさった腰からのチカラ、っていうかどこからのチカラかよくわからないチカラ』f(^^;)である。


ちなみに、現在のシンタイコウはもうほとんどケイラク(氣)は使われていません。 太い柱と、その中の細いセンと、『・』 があるだけです。






♪ツルとカメが すべった









VRであーる。




さっき、VRテーマパークをリポートしていたTV番組が居間で流れているのを見ました。ゴーグルとハンドガンみたいなのを着けたタレントが、青い壁の何もない空間を、ヨチヨチウロウロ歩いたり、ギャーと驚いてうずくまったりしていました。

端からその姿をを見ていると、可笑しい。可笑しいのだけれども、奇妙な既視感も覚えた。

我々は、ゴーグルなどつけなくったって、これと同じことをしてるではないか。
彼等が身に付けていた装備は、身体である。
彼等が見ていた風景は、この地表の現実である。
ちなみにゲームでは、プレイヤーは、ウルトラ怪獣達と戦ってました。科特隊の隊員的な設定ですね。ゴモラとかスゲエ迫力で、面白そうでした。が、自分がウルトラマンになるVRがあったっていい。必ずしも戦うだけでなく、たとえばもしジャミラが現れたら、丘に並んで腰掛けて、じっくり対話をしたっていいのだ。カネゴンが現れたなら、金ヅル&パシリとして手なづけたい。や、ウルトラマンだからマネーは要らないのか(笑)。
じゃあとりあえず勝負したいのはレッドキング、メフィラス星人、そしてもちろんゼットンだ!


話を戻そう。
この現実という名のVRテーマパークは、休憩(睡眠)はあっても死なないかぎり終わらないので、VR(現実)以外のRがあるとは、よもや思えなくなっているのです。

♪かごめかごめ かごの中のとりは


というわけで次回予告
『オロチ神話とヴァンパイア伝説をつなぐ真十字シンタイのヒミツツタエフミ』』








人類フォトン計画 2




本格的にキリシタンでなくとも(私のことだけど)、私達は、磔にされたイエスキリストを観るとき、なにをおもうでしょうか。

罪深い自分でしょうか?
神の慈悲でしょうか?


ニタクバサ、バレ、イロエ、イロエ。

シンタイ感覚から云います。
シンの十字架は、身体を拘束するものではなくシンタイのコアそのものだ。

ワタシタチは、胸に楔を打つようにして生きているようなつもりになっているけれど、ほんとうはもっと自由で自在です。









人類フォトン計画 1,7





シンタイ感覚としては

下丹田=地球
中丹田=太陽
上丹田=月

です

地球に居る私達は、下丹田は重心の据わるところであり、重要です。
しかしまた、太陽なしに、私達はここに生きてはいない。

ヨガでは、肚底から頭頂へクンダリニーエネルギーが突き抜けるといったような説明がされている。また、肥田式では、姿勢をキメれば仙骨神経ソウから脳幹へ伝わる刺激が思考を停止させる(良い意味で)と説明している。よーするにどちらも下丹田と上丹田のつながりを示唆しているだろう。

だが、中丹田のことがあまり云われていない。

肚から突き上がるチカラは、肚で止まるわけでも、そのまま一気に頭へ上るわけでもなく、一旦、胸に消えていくような感じがある。でもそこで消失するのではありません。胸から肚の下へ集約されてゆく逆三角のチカラのベクトルが股で一旦消えるような感覚と似て、引き続きチカラは上下に(左右にも)続く。でも、ソコでチカラの質の変換があるような?かんじがする。


下丹田のような身体的力感は薄く、上丹田のような意識感も薄く、さらには情動に覆い隠された、中丹田。その正体は、
『カガミにうつさなければ』、みえにくい。





つづく

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