階段の昇降も、能楽的シンタイ歩行をすれば、疲れない。

脚を一歩一歩高く上げるので、アウターマッスル動作が身に染み込んでしまっている人は、逆に疲れるような運動をする感じになってしまうかもしれません、が、これは、体重をグーンと前肢にかけて斜め上下に抗重力的に移動するのでなく、腹直筋や広背筋の胴体力を駆使するのでもなく、よーするに乳酸を溜める負荷運動ではないです。だから正しくやるなら疲れません。
負荷なんてどこにもかけないようにチョー垂直に上がり下がりしたら、自分の居場所が変わっちゃった!的なことをするのです。これぞアセンション(笑)。



歩行にしろ、身体の柔軟性にしろ、姿勢の良さにしろ、人は、レッスンを怠りなくがんばることでそれを『維持』するものだと思っていたりする。だからそれは面倒くさいなあとおもったり、『たった1分のメソッド』的なタイトルの本が売れやすかったりします。が、
チゲーんだ。
この世には、維持できるものなんてなんにもありゃしないのさ。
だからこそシセイがきまるのさ。


人生訓などでよく『一歩一歩踏みしめて』的な言い回しがあります。たんなるシンタイ歩行においても それはそうなんですけど、そこからの『はなれ』がまた重要です。
一歩一歩を筋肉鍛練(人生鍛練)みたいに踏んで、蹴って、みたいな歩き方(生き方)をするのもいいのでしょうが、シンタイ歩は、一歩一歩が『プチ』アセンション&ディセンションなのです(笑)。