エピローグ 『シンアイなる者へ』






私達は、どのような現状であれ、もれなくヒト型身体とともに、3Dワールドに生きています。
さてこのブログで漢字表記とカタカナ表記を使い分けているとき、たとえば『身体』とせず『シンタイ』と書いたなら、それは3D身体だけを指したものではありません。シンタイは身体よりも、あまねく、どのような現状であれ、あります。




エヴァとシンタイコウをシンクロさせて話をします(エヴァをよく知らない方は読みにくいかもしれません、ごめんなさい)。
メンタルも強いアスリートを、エヴァでたとえるなら、惣流アスカラングレーの操る汎用ヒト型決戦兵器です。余程のシンソウの闇をつつかれさへしなければ、基本的にハイパフォーマーです。

しかし私はと言ったら、むしろバカシンジみたいに、グズグズしたり、汎用ヒト型決戦兵器に乗ることから逃避しようとしたりもしてきました。優秀なパイロットとは言い難いです。渚カヲルを握り潰すだけでも、静止画のまましばらく時間がかかるのです(笑)(笑)。
シンタイコウと呼ぶ其れも、すぐに何らかの具体的現世的利益にコミットするメソッドにはなっていません。



話は変わりますが
30代の頃?だったかの、あるとき、ふと、あるビジョンが、脳裡に焼き付きました。

私は斧を振りかざして、目の前の路を通ってくる人を、それが誰であれ即座に叩き割ろうとしていました。
そこへヒトの気配が近づいてきました。
その姿が見えた瞬間に斧を降り下ろすつもりでした。
が、、なんだかその気配は、眩しく光っており、よく姿が確認できずに、やや戸惑った。

しかしそのとき一瞬、その姿が見えました。
眩しく光る其れは、なんと『ワタシ』だったのである。

それを認知した途端、視点がソチラ側に飛びました。
ワタシは、斧を振り上げている私の姿を見ました。
二メートル位の、真っ黒なケモノのようでした。
眼だけが光っています。その眼光とコチラの全身の輝きは、大きさこそ違えど『同じもの』でした。
ワタシから観ても其れは私だったのです。


ビジョンはそこまでです。しかし私の3Dワールドでの生活の裏では、そのビジョンのその後のストーリーも並走していたようにおもいます。ごくたまに、散発的に、 真っ黒なケモノ(私)が脳裡にあらわれることがありました。そのケモノ(私)をいつからか、特に意味はないが『ダンモ』と名付けていました笑。
でも、ストーリーまでは、映画を観るかのように具体的に観ることはありませんでした。

シンタイコウで、その後を『実行』していたからです。












シンを喰った話





肥田式強健術の、正中心姿勢のとりかたの要点の説明で、よく知られているのは『仙椎と腰椎の接合部を反る』というやつですね。

それよりもほんとうに見逃してはならない大事な処があります。仙骨の両脇、つまり仙骨と腸骨のジョイント部です。

強健を目指そうが目指すまいが、ここの不具合は腰痛をはじめ、いろんな不調をもたらします。 それに、ここが動かなけりゃあ腰椎と仙椎の間だってマトモに反ることなんて出来やしません。


そういえば、強健術で『三骨軽打法』がありますね。〆の動作です。
簡易強健術の十種の動作を数回づつやるということは、仙腸関節への強烈な刺激を数十回も与えることになるわけです。おそらく肥田さんは、ひとしきり強健術をやったあと、仙骨が出っ張るような感覚になったのだろう。よってシメに仙骨を叩いて収めたくなったのである。気功の収功と似たようなものだ。

強健術のように、瞬時に仙腸関節に強いインパクトを与える運動は、シッカリやれるなら効果は絶大な反面、やはり敷居は高いです。仙腸関節に強い刺激がいくということは、ヨガでいうクンダリニー覚醒を助長します。すなわち、クンダリニー症候群になるリスクとも背中合わせになるということです。


老若男女が日常的に行えるソフトでシンプルな仙腸関節運動は、歩行です。

仙腸関節をガツン!と刺激するのではなく、潤滑油をじわじわ染み込ませるかのような効能になります。あらゆる運動を含め、身体人生の基礎中の基礎になります。


あえて『散歩』『ウォーキング』しなくとも、日常動作にて歩行する機会はあります。そのときスマホいじりとか仕事のこととか考えたりしていないで、まさに『歩行だけ』したらいいとおもいます。

歩行すら面倒臭いなら正座。正座なんてもっとイヤだというなら、仰向けに寝て腰をゆるゆるゆるゆる動かす。それすら面倒なら? 勝手にすればいい(笑)

ちなみに私は社会的肩書きは整体師(一応(笑))ですが、整体マッサージに依存するのは全然オススメできません。もし通うなら、依存体質にさせられてしまうのではなく自己のシンタイにもどるキッカケを与えてくれるような人のところへ行ったらいいとおもいます。
『歳を取ったら腰痛とは上手く付き合っていくしかないですよ』とかいう、整体屋の常套句に騙されてはいけませんよ(笑)。






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