脚は、このように上肚からあるのです。
それでは重心が高くなって不安定では？と考える人もいるかわかりませんが、実際は、重心は足下に落ちているし、下肚が｢オモリ｣のようになっているし、上体はぐらつかないし、とにかく起点は上肚です。下肚は｢礎点｣だ。
で、垂直方向と平行方向の発力の道がこのようにあります（胸についてはいつかまた後述します）。姿勢と呼吸でバーン！ と四方、六方八方にチカラを出すのです。
で、その張力をゆるめると、あら不思議、チカラは一気に収束して下肚におさまるのです。
近年まで私は肥田式強健術をやるときには、呼気を下肚にぶつけるというようなことをしていた。意識は下肚下肚、と思っていた。それ、やめた。そしたらこのように、今はなっている。
体感は非常に良い。
