ケッシン




腰を反ることが絶対唯一の正解かどうかっていうよりもまず、仙尾骨センサーが、重引力をとらえるように繊細かつ柔軟に働いているかが問題です。チョー単純にいえば脱力してるかどうかです。ですから中国武術のように含胸抜背姿勢で腰が丸くとも、それが重力の捉え方でありそれが下肚からの出力方法になっている。

だから極端なことをいえば、姿勢(カタチ)なんてどうでもいいのである。 だがそれでも、グリンと腰をキメた姿勢をとることの意義がある。
それは脱力をすればするほどわかってくる。体がわかってくるのだ。
こうするのがイイよねと、全身の筋骨、細胞が、賛成大多数でその姿勢に可決するのだ。

そうはならない身体の人だっているだろう。腰を丸く丸くして肚を保養するのをよしとする人だっている。
なんとなくですが、そちらのほうが、長生きするには良いような気がする。腰反り姿勢のほうは、肉体への執着は薄くなるような気がする。
なんとなくなのですが、視界に広がる世界の色合いみたいなものが、姿勢のとりかたで変わるんです。それって、世界に対して自分がどう居るかが少しちがうからです。『悠久の時間』と『只今』、どちらに居るかってことです。

どちらであれ、極めた人は、死に対する恐れがあまり無くなるとおもうが。


次回予定

『手洗いとうがいと神社参拝の作法と気功療法時の邪気払い』

『真命』







いつしか、人は人の話をまったく聞かなくなった。



その昔、自然農法の福岡正信さんと、岡本太郎と、他数名の人達が、テレビで討論会みたいなことをしたらしい。 岡本太郎は福岡さんに噛みついたらしい。『自然農法と言ったって、今現代の、どこにも、ほんとうの自然など有りはしないじゃないか』とかなんとか。

岡本太郎が言いたいことはなんとなくわかる。岡本太郎ならではの強烈な物言いだ。だけど、それって、福岡さんに言うことだろうか。福岡さんのしている農業をちゃんと知ったうえでそんなこと言ったのか。
そうじゃなかったとおもう。推測ですが、岡本太郎は、福岡さんに噛みついてるふりして、視聴者に向かって己れのパフォーマンスを見せただけだ。福岡さんはそもそもテレビに出るような人じゃないから、それを受けてパフォーマンス返しをするようなことはなかったようだ。テレビの演出が求めるオモシロオカシサに対して、場違いな気持ちを抱いた。出演したことをあとでちょっと後悔してたみたい。


さて、テレビには功罪がありますが、ネットもありありですね。動物や赤ちゃんの面白動画とか見てると、こんなのネットが無ければ見れなかったよなあと、しみじみほのぼのと感じますが、誰かの発言が炎上して謝罪してどーのこーのっていう話を聞くと、マジで人間全員死ねとおもいます。ナイナイの岡村がオールナイトニッポンで失言をしたとかなんとかで盛り上がってるみたいですが、じっさいその番組を聴いてもいねえくせに、ギャンギャンわめいている奴等の気が知れない。 今ドキは、人々の怒りや不安の矛先が、有名人とか何らかの発信者に向けられやすいよね。着火剤を求めて負のエネルギーがさまよっている。サービス業の人に対してキレまくるオッサンとかも同じです。

もっとも、こんなこと言ってる私自身も、マトモではありません。 悪魔的なことをかんがえている自分がいます。ウィルス騒動をみていても、碇ゲンドウみたいに、両手で隠した口角は上がっていますから。




次回予定
『手洗いとうがいと、神社参拝の作法と、気功療法時の邪気払い』』





重力と正座する




深夜のこと。 あらたな正座法を発明しました。名付けて『パワー正座』(笑)。


正座の静けさに、簡易強健術のダイナミックさを少しだけ掛け合わせました。とはいえ見た目の動作はほとんどありません。正座のまま、ジリジリネチネチと、正中心姿勢にまつろう深層筋を、ほんのわずかに微妙に重心や姿勢をずらしながら負荷を与えて刺激します。

最近耳にする『自重トレ』ってゆうやつがどんなものなのか私は全然知らないが、この正座法でかける自重は、ほんの僅かです。ですが深層には強力な刺激が入ります。なぜか。あくまでも脱力がベースだからです。表層筋力は抜く。抜いて抜いて抜きまくる。そこでわずかに姿勢をずらせば、深層筋には負荷がかかる。わずかなズレを深層筋にキッチリ捉えさせるのだ。 ひたすら身体を内観する作業ともいえます。なんか、これって『ひとり合気』みたいなことをしているような気もする。合気道は『動く禅』と云われるが、なんなら禅は『動かぬ合気』だな。

見た目には、座ったままで、わずかにうっすらピクピクしてるだけなのに、強烈で爽快なストレッチ&深層筋刺激が行われる。ちなみにこれの上半身刺激バージョンを加えるとさらによい。そのやり方はまた別の記事で紹介します。


こうした各種のシンタイコウは、かならず脱力しておこなうわけですが、 ほんとのところを厳密に申しますと、『脱力(脱心)してるからこそシンタイがそうやって導いてくれる』のです。私は其れを、あとから知るのです。







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