白いキャンバスがあります。


無心であろうと「し」、瞑想や修行を「する」瞑想者や修行者の犯す過ちは、白い絵の具でキャンバスを塗りつぶすという行為にあります。どんだけ白く塗りつぶすか、どんだけ上手に白く塗るかという行為は、それは達成の欲求と言うのであって、無為ではありません。真っ白に塗りつぶすことが出来たそれを、果たして「悟り」というのでしょうか?それは「目標達成」というのです。

心身の不調を消そうとして、不調にフタを被せるような治療法は、治療というのでしょうか?それは「不調にフタを被せた」というのです。

整体業というのは、痛みや悩みをなんとかしてあげてナンボの商売ですが、 こうしてミも「フタ」もない記事を書くワタクシ、47才トシオトコ、元、現整体師、子供の頃は輪島に憧れて力士になりたかったガリガリガリクソンです。


瞑想とか病気とかいうのは、その状態につけた名称であり、修行者とか病人というのは暫定的な名称であり、修行者が悟るわけではありませんし、病人が死ぬわけでもありません。