ブっチブる

オーゥ! …

思わず唸り声をあげました。

強烈なチカラが肚に落ちて爆発して身体内が空になりました。しかし強烈なチカラは両刃の剣ともいえる。わずかにでもズレれば身体を損なう。療法にしたって、活殺は表裏ですし、バイクのように、エンジン出力とフレームその他のパーツ及び乗り手のバランスが問われる。出力が高まれば高まるほどに。

今回はバランシングをミスったわけではなく、勁道が太くなって以前より強いチカラをブッ放せるようになったみたいですが、肥田式やマッパ式はやはり、気功よりも強引に身体の拘束をブチブチっと壊す。リスキーではある。


が。もっと本当のチカラは身体のどこにも当たらずスカーンとしているはずなので、肚の充実感や爆発感に拠るわけにはいきません。瞑想などで訪れる神秘体験に酔ったままでは何にもならないのと同じことです。
さ、感覚の思い出 は捨てましょう。




何もしたくありません。

何も考えずに触れているだけで、被施術者の根深いトラウマにアクセスしてしまうこともあるわけですから、物質(肉体)が物質(肉体)を揉みほぐすことにとどまることのほうが、むしろ不自然にすらなってくるわけですよ。


リキミでリキ身をほぐしても、それは必ず元に戻ります。戻るどころか更に少しリキんだ状態にすらなります。その繰返しによってマッサージ業は成り立っていくわけです。そのループを全否定するつもりはありません。ただ私ははじめに書いたように、特に意図しなくとも全然別の作用が起こってしまうのですから、リキミ合いをするには意図してリキまないといけません。苦痛であります。腕相撲じゃないんだから。

対話セラピーにしても、心と心の対話をするわけではありません。心の癒し業務は行なっておりません。心はチカラの一種です。良かれ悪しかれひきづる心はリキミです。心で心を解きほぐすとか、心理分析やコーチングもやりません。

出来うる限り何もやりません。更なる理想としては料金の無料化です。商売としてのリキミもゼロ化したいです(笑)。



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