脱力という言葉を多用してきましたが、ほんとうはそれは「全力」ということなんだけれどもね。

全力という言葉には、ガムシャラ根性で這い上がれ的な、「こわばったチカラ」のニュアンスがいつの頃からなのか知らんが染み付いているから、私に限らず昨今の「脱力」と言う人達は大体、ホントは「全力」のことを言ってるんです。

私の個人的な話ですけれど、こわばった雰囲気を出していないと不真面目にやっていると見られて怒られたり殴られたりした若い頃に溜め込んだ怒りだとか本当にこわばってしまった身体は、大分消えました。

本当は、ほっといたら誰だって全力で最初から生きているんですよ。

昭和時代は「神」という言葉すら意味を変換させた時代ですから、仕方がなかったのかもしれません。しかし平成は平成で問題があります。けれども、私達は、ナニ時代を生きているかに関わらず、全くチカラで生きれば、それでよいと思います。中途半端な行為のことを、カルマとか言うんだと思います。

次回予告「ワタスタツはシカリで出来ている」