もう10年近く前になりますが、両手を骨折する大怪我を負った事がありました。

動かせる指は右手の3本程度。自分で自分のことをマトモに出来ないというのは、何とミジメなことかと、泣きそうになりました。てゆうか泣きました。

他愛のない軽い物も持ち上げることが出来ず、(クソーッ!クソッタレ!!)と言いながら力を入れても上げられませんでした。そこで私はもうヤケクソのまたヤケクソになって、(ありがとー!!)と言葉を変えてみたら…スーッと持ち上げることができちゃったんです(笑)。

言霊といわれるものがありますが。あの時、感謝の言葉を使ったら天の神様が力を貸してくれたなどという実感はありません。 ただ、言葉が変われば使われた筋肉も変わったという実感はありました。 屈筋動から伸筋動への転換です。籠る力ではなく伸びる力。

コトバは武道や儀式などの「型、カタチ」と同じ作用もあるのかもしれません。でもしかし、「ありがとう」の意味を全く知らないどこかの国の人でも同じことになるかどうかは?わからないところです。
クソッタレというキモチとコトバと行為の三位一体が図らずも崩れたから、とも言えます。
現状を変えたいのになかなか変われないと思っている人は、クチ、ココロ、オコナイ、のどれか1つを、思い「切って」変えてみたら、コロッと変わっちゃうのかもしれませんよ(笑)

お試しあれ。