予言というのは、すべて、所詮、予言者自身の「個人的」なものだと思っている。ごくごく稀に「当たる」のは、集団の「裡の意識の合意」」があり得た場合においてのみ、だと思います。優れた予言者でも、見ているものが自分個人の内部のことなのか現世界に起こることなのか、判別がつかないんじゃないかと 思います。何でそうなるのかというと、見ている次元のものごとは現実よりも「個」が曖昧だからではないかと。

たまたま予言が大当りして、注目を浴びたり信者が増えたりしますけど、 その前から裡の意識では 同調済みなのです、きっと。

占いにしろあるいは教育、人間関係、諸々は、「恐怖心」が接着剤になっている場合があります。それは「コントロール」が付きまといます。

悪意があるかどうかはさておき、近年流行の「実はヤバいぜ!アナタの健康常識」的な謳い文句は、少し恐怖心を利用しています。

「91%の人が、非常に効果があり満足と答えました!」 などという広告は同調圧力とか集団心理の利用です。

私達は、とかく、誰かにどこかイイところへ連れてってもらいたがります。面倒だから。髭を生やした神様に。観音さまに。優れた政治家に。カルト教祖に。恐怖の大王に。素敵なコマーシャルに。

というこのブログも宣伝のために使ってるんですけど(笑)。