私は、スワイショウ(をご存知ない方ゴメンなさい、説明は省きます)を、横にした筒の上に乗って、重心をアンバランスにした状態で行うのですが、それを例に、脳(プログラム)で動く動きとプログラムフリーでの動きの違いを話します。

「脳から」動くのは、「経験上の中心感覚」からの動きです。パッケージです。パターンです。過去の遺産です。調子や雰囲気の変化やアドリブに対応出来ない、「行儀良く躾られた動き」です。

筒スワイショウでの体の主人公は、足部。足首から下の筋、骨、皮膚のフリーな活動です。それをもたらすのは「リアルタイムな中心感覚」からの動きです。アドリブオール、プログラムフリー。流行の先陣を行くのも新しい常識を作るのも、はじめは不良と呼ばれるヤツらです。…これ比喩として合ってるか?(笑)
ちなみに腕は、腕を振るというより肩甲骨を振ります。

どちらであれこの運動は筒から落ちないように行うわけですが、プログラム運動は「落ちてはいけない」という脳のリキミが伴っています。プログラムフリー運動にはそのような鬼コーチはいません。中心感覚との戯れしかありません。