ホンシン ロン


『脳が身体を操るように…』と、人工知能搭載のヒゲソリ機のコマーシャルが言っていた。

ボディワークをする者であるならば、このセリフは不正確であるし、なんだかこういうのって、一種の催眠術みたいに聞こえる、私には。

リアルには、カラダが脳を操るのである。それは『何も考えてない体育バカ』的なことでは全くないのです。むしろ脳が身体を操っていると思っているあるいはそういう知覚をしているほうが『何も気づいていない脳バカ』なのである。


ここで肥田春充を引き合いに出す。彼の肉体面での、単なる肉体力を獲得した時代と聖中心力を悟得してからのそのチカラの違いはいろいろ述べられているが、頭脳においても、頭脳力を鍛えていた時代と、聖中心頭脳に転換してからは、別物の脳力になったのである。

そこでまた言おう。リアルオブリアルには、空が、中心がカラダを操るのである。脳は『うつる』ところです。






真体功やろっさ

テレビドラマを連続で視聴したのは何年ぶりやらわからんけど、高校生のチアダンスがどーしたこーしたってやつを2回連続で見ました。

超良かった(=⌒ー⌒=)

20代30代の頃は、連続ドラマなんてバカらしくてあんまり見なかったし、20代のとき自分自身出演もしたことあるが、そのときのこともあんまりいい記憶は残ってない。でももう、その頃の私の感覚ではドラマを見ていない。娘みたいな年頃の女の子たちが一緒懸命で、可愛いじゃないかと単純におもいながら見ていました。演出のヘボさとかはどうでもいい。や、むしろヘボさが出演者のピュアさを引き立てているようにすら見えてきていた(笑)。
オダギリジョーがあの役をやる必要があるのかよくわからんが、オダギリジョーは、イイ。だからなんでも良し。

『やりたいことやるひとのこと笑うな!』とかなんとか、主役のタオちゃん?が叫んでいたが、実にクサイ!と思いつつも実にイイ!と思ったのは、ヒロトが『頑張れ!』と唄ったとき以来、何十年ぶりのことだ。少し誉めすぎだが。

そして、委員長役の佐久間由衣って子が素晴らしい。芝居的に顔を赤らめるシーンで、実際顔を赤らめていたように見えたが、それが実に実によかった。彼女が今後、笑う芝居にも期待する。泣く芝居とか、悩む芝居ってのは簡単なんです。笑うとか喜びを爆発させる芝居のほうが難しい。なぜだとおもいますか。それは『芝居』でできる感情ではないからです。
でもたぶん、あの撮影現場では、あの娘達はリアルに笑えるようになっていくようにおもう。
その辺もう私はあのドラマにドラマとしての期待はしていなくて、あの娘達の、あの仕事を通してのリアル成長記録、としか見ていないかもしれん(笑)。

芝居のメソッドとは、いかに芝居ではなく『そこでその人間としているか』が大事なのです。ま、役者で全然売れなかった 私が語っても何の説得力もありませんけれども。

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