人体の三角構造から、六芒星の肚という表現で記事を書いたことがありましたが、骨盤周辺の解剖図と、部屋でジッとしているクモを見ていたら、肚は六芒星というより八芒星構造なんじゃないかという気もしてきた。


細かい理屈は割愛します。でもまあとにかく、肉体構造から中心力の様子は浮かび上がるけれども、中心及び中心力とは肉体及び肉体のパーツではない。エンジンの力を示せといってもそれはピストンでもシリンダーでもないのと同じように。
ただやはり、ピストンもシリンダーもなければ力を発生し得ないし、パーツの動きに不具合があれば大した力も出ないが。

中心とは、スペースである。中心力とは、圧縮爆発力である。 スペースの圧縮爆発とは、姿勢や呼吸である。しかしそれは、外からの姿勢のプレスや呼吸筋を随意的に操作することとはちと違う。

「中心は中心をするに非ず。中心に中心せらるる也」とは肥田春充の言葉であるが、そういうこってす。中心を「しよう」とする野望による修行が半ば上手くいったとしても、必ずどこかで行き詰まりもしくはしっぺ返しがくる。

花咲かジイサンでなければ、花は咲かないのである。別に中心道に限った話でもないとおもう。心理学や脳科学を学ぶ人だって、スピリチャルを実践する人だって、野心では道半ばまでしか連れていってくれない。

正義は勝つとかいう話ではありません。誰かに対してウソをつくとかつかないとか、そんなことじゃあないのです。