♪チンチンポンポンチンチンポンポンチンチンポン

と、子供がずっと歌ってるだけの歌が、たしかあった。私がまだ小さい頃ラジオで流れてました。

またその頃、男女の幼児が素っ裸で芝生の上を走るシーンがあるTVCMもありました。性器なんてあっけらかんと丸見えです。

これらは今ならとんでもないこととなるわけだが

十数年前だったか、「世界ふしぎ発見!」的な番組で、インドネシアの奥地の住民が取材されていました。18才位の美しい娘が、たわわな胸を包み隠すことなく生活していました。テレビでアレを放映することはギリギリセーフな時代だったのか知らんけど…彼女はとても美しくとてもエロチックだった。「タヒチの女」という(ゴーギャンだっけ?)絵画を連想しなくもないが、絵画なぞより圧倒的にナマの美だった。


で、かつてその住民の村へ、キリスト教の宣教師が布教に来ていた頃があったそうです。宣教師は文明物資もいろいろと持ってきて与えたそうです。けれども、不用の長物とみなされ使われることなく放置されたままの物がありました。ブラジャー。

…これってさあ、アダムとイヴの話とおんなじじゃんか。宣教師はアダムとイヴをそそのかして林檎を食べさせようとしたヘビじゃんけ。茶番というより皮肉、皮肉というより悲劇にすら思える。
娘がブラジャーを必要とする村になったとき、エデンの園は終わる。
私達はどんどんどんどんキレイ好きになっているが、美しさを感じる感性は窒息寸前である。



ドブネズミみたいに

美しくなりたい

しゃしんには 写らない

うつくしさ



あるから


(リンダリンダ ブルーハーツ)