「テロ」とはフランス語で「恐怖」という意味なんだそうです。私達は、いつもいつも自分で自分にプチテロリズムを行ってはいないでしょうか。

テロ(恐怖)に屈しない、と言って戦う。それを心身に例えるならリキミに屈しないと言ってさらにリキむようなものです。
人はリキむと「やってる感」「俺はココにいるぞ感」が得られ、またその緊張を解くと一時の解放感を得ます。しかし、その往復運動は振り幅を広げていかないと満足感が得られなくなっていきます。 そして虚と実、正と邪、黒と白、などと相対の度合いを色濃くしていきます。

マッサージを受け続けるうちに段々強く揉んでもらわないと効いた気がしなくなってくるというのも同じことです。施術というのは、やればやるほど弱い刺激で効いていくのが本当のやり方です。強く揉んでくれと言われてそれに応えて満足を与えるやり方は、いわゆるサービス業です。

人体は、そういう振り子運動をさせる事しか出来ない設計にはなっていません。なっていないのです。何故ならなっていないから。