港の公園の、陽当たりの良いところにある大きな木製のテーブルに、大の字に寝転びました。肥田式でいうなら『自然体休養姿勢』です。私は普段はコレはやってません。
視界は雲一つ無い青い空しか見えません。瞳孔はフゲイにしかなりません(笑)。
はて、するってえと、中心姿勢しか取りようのない状況ってのは…などと思考を巡らそうとしても、頭は回りません。んなことどうでもいいわ。
と放心状態でいましたところ、空のスクリーンの右から左へと、トンビが優雅に飛翔してゆきました。

ふと、西向きで寝ていたことに気がつき、北向きに変えてみました。
ますます何もかもがどうでもいい。涅槃とはこのことじゃろかと、ウッスラ&ウッスラと感じているほかに、イシキは芽生えてきません。

仏陀の最期は北枕だったという話が腑に落ちます。 何も残さずシャバを去れるような気がするのです。北枕での睡眠が健康に良いといわれる理由はおそらく、北向きが一番心身をリセットできるからでしょう。

それから南向きも東向きも試しました。東向きも悪くないねとかんじました。そしてふと、では丑寅(ウシトラ)はどうなんだろうとおもい、鬼門(北東)に頭を向けて寝ました。目を瞑っていたが、レインボウのプリズムが観える。そしてシンタイが微細に震動するようでした。どうもこれはまだ研究の余地があることかもしれないと感じました。でもまあなにはともあれ、スンゲエスッキリして、サクサク歩いて帰りました。