腰腹同量らしき一点の姿勢を定めると、なにやら唾液が随分豊かに分泌されます。

そういえばヨガではクンダリニーが上昇だか覚醒だかすると、頭頂からアムリタという甘露が口の中に滴り落ちてくるという話を思い出しますが、私は甘露の元はまず腰腹の奥深くから沸き上がり、それが頭頂にまで至り、そこから滴るのだと感じます。

インドの神話ではアムリタとは大海からとれる不死の飲み物、神々の飲料であるという。腰腹は氣海丹田ともいいますし、唾液は万能の薬のようなポテンシャルがあるらしく、また、唾液と同じものは人工的には作れないという話も聞いたことがある。これら各々の話がすべて重なって腑に落ちる。


そういえば私は奈良の三輪山へ行ったときも、麓を歩いているあいだ、ヨダレがあふれていました。猛暑日でしたが、喉の渇きは感じないどころか満たされていた。そして帰り際に山から重要なメッセージを聴いた(ような気がした)わけですが、それが今回の話というか、中心姿勢そのものと、見事にシンクロするのであった。このいきさつを具体的に説明するには本一冊分くらいの文章量と文章力が必要だろうから、ブログでなかなか書ききれない。