身体の三角構造について の、序章

腹直筋や上腕二頭筋などを、縮こめて固めて鍛えてふくらます、一般的?な身体トレーニングがあります。シンタイコウで云う脱力とは、そのようにギュウッと込めているチカラを抜くことではありません。そっち系のチカラは、そもそも鍛えない。方向性が真逆だからです。シンタイコウでは腹直筋は、伸ばして張るに任せるか、それとも弛めて休ませるかのどちらかだけです。他の表層筋も同じことです。

筋肉をマッチョにしてイイ案配に脱力して体も柔らかくして…というツキハギのトレーニングのことを「バランス」とは言わない。簡単に倒れそうなチカラしか入っていないのに見事に倒れない、そういうのをバランスという。たとえばパンチを打つにしても、極論を言えば、「手を前に出すだけ」のチカラしか使わないのである。それで効き目があるのかよ?と普通は思いますよね。フツーはね。


指圧や整体なんかで使うチカラも同じようなもので、チカラは込めずとも押さえるところを押さえきったら、相手は逃げられないし、痛くて耐えられないような押さえかたにもできる。チカラの応用次第で。

でも何で結局、フツーは、マッスルパワーがアテにされたり体がデカくて重いほうがとにかく有利にキマッてんだということになるのかというと、シンのバランスって、そう簡単なことじゃないからです。格闘スポーツはすべて体重制になっていますし、体重制のない相撲も、大型化に抗えていません。でも昨今の力士は故障者が多すぎますね。特にヒザの。
私は虎と勝負できますとかいえるんなら私の話の説得力も違ってくるのだが(笑)。。できません。でもムツゴロウさんみたいになって虎と遊んでみたい願望はある(笑)。


それでもシンのバランスが難しいからといって私は止めたりはしない。なぜなら、止めたいキモチが何処にもないからである(笑)。
何個か前の記事で「決意」について、なにか書いたよね。決意って、覚悟ってさ、自分のキモチに何かを付け加えたものじゃないんだよね。要らないもん全部はらったら残ってる、そんなもんだよ。身体動作だってね。

「姿勢」って、そういうの全部ひっくるめたもののことだよ。





大周天の超心理学

大周天の「錬気化神」とは、氣を練り上げ「陰神」を「陽神」に転じる修行となっている。私は「陰神」とは心理学的スピリチャル的にいうところでは「インナーチャイルド」「シャドウ」に相当するものだとかんじる。

大周天修行では、養生した陽神を「出神」させる、つまり身体から出すというプロセスになっている。私は、陽神とは「ハイヤーセルフ」に相当するとおもうので、ハイヤーセルフは体内で生まれ育み体外へ出すものにかぎらないはずで、もともとは、身体よりも大きくあるものである。ではなぜ錬気化神だとか出神だとかっていうプロセスがあるのかというと、それこそがスピリチャル系の「お勉強」にはない「ボディワークのリアリティ」なのだ。体育会系スピリチャルだ(笑)。
最初からハイヤーセルフ云々と「知識」から入ると、それこそそんな観念が陰身やシャドウの化身ともなりかねません。そういえば、かつてちぶる整体を受けて計らずもインナーチャイルドヒーリングが起きた「みつばちさん」は、その過程で自己のハイヤーセルフの声を聞いたことがありました。しかし彼女はスピリチャルの御勉強など全くしていないです。すべては直の体験だったのです。
整体施術で何でそこまでの話になるのか。体と氣とシンは別々のものではないからです。インナーもハイヤーも別個のものではないからです。


次回、身体の三角構造と氣シンの三層構造について書く。予定。







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