身体の三角構造

姿勢において「腰を入れる」とき、体の外側の形や筋骨を操作するよりも、骨盤内部の運動を感覚できればいい。

仙骨の外側を意識するのではなく、内側を感覚する。仙骨が内側からモリッと押し上げられるようなチカラが出せると、腰はビシッ!と入ります。丹田力のある人はそれを容易に感じられるとおもいます。丹田球が膨張して骨盤を円くするようなチカラです。

さてその骨盤内部には、ミニマムな三角構造がそこかしこにあります。正座をするときは坐骨二点と恥骨で出来た三角を肚の下に敷くように座ります。そして胴体はピラミッドのように立つのですが、私の場合、逆三角感覚もあります。仙骨はまさに逆三角形をしていますが、その突端を地面に突き刺すような感覚もあるのです。

出雲大社をはじめとする神社の多くに、亀甲紋という六角の紋章が使われていますが、多少痩せた人の身体を前面から見てみてください、肋骨下部の縁と胴と骨盤(腸骨)の縁を結ぶラインは、まるで亀甲紋です。そしてこれは肚である。肚はカミのヤシロなのではないですか。








氣シンの三層構造についての、序章。

そういえば肥田春充は、武術家の誰にも負けなかったとか気合で人を失神させたとか何人分もの畑仕事をこなしたとか、そういう体力のエピソードは沢山ありますが、性については?何も語られていないのではないですか?なぜでしょう。絶倫の自慢とか、特にしてなくね?性的欲求はなかった人なのでしょうか。

仙道も「錬精化気」といって、まず精力を氣化するといいますし、悟りを開いた人は禁欲するのではなく性的欲求は淡白になるといいますし、房中術はいささか邪道的なイメージがあります。

ですが、私が若い頃に出会った、加藤鷹や日比野達郎は、タダ者ではありませんでしたよ。ほんとうに。

さて、私の性的欲求は、ダルダルの熟女とかニューハーフとかスカトロとかを欲しているのかどうかはさておき、シンタイコウ的には背骨は精子であり肚は子宮なのである。
仙道で小周天といいますのは、錬精化気による氣を、背骨精子から肚子宮へ、呼吸とともに何度も着床させるような作業です。
そして大周天のはじめは、受胎した胎児をまず養うような作業です。そしてそれは、やがてかならず身体を出るものです。そして身体はやがてシンキの内なる一部に転じていくのである。








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