姿勢をきめる。強健術のように｢身体の鍛練｣は派手におこなわれないものの、正座なり立ち姿勢で｢ココだ！｣という腰腹(仙骨)のポジショニングをするだけで、透明感のあるチカラが脳を空にして全身が統一される。
たまに頼まれて、ちぶる整体を臨時開業しています。ちぶる整体にとって諸々の｢手技｣は枝葉末節のものに成り下がっている。だからたまにしかやらないからといってテキメンに腕が落ちるとかいうことには、なっていない。私のシンタイ透明能力が即ちちぶる整体術の源なのであります。
ちぶる整体をシンプル化しますと、｢ただ姿勢をきめて手を当てたいところに当てるだけ｣です。実際は症状に応じていろいろと手は動かしますけれど、根幹としてはそれしかない。
さらに｢整体術｣というくくりさえ取って、なにかをするならそれは｢シンタイコウ｣になるね。だがさらにそんな名前のくくりなど全部取っぱらってしまったところに、モノゴトの本質はある。冒頭に書いた姿勢力が、正中心力かとか禅の奥義かといったようなことも、姿勢に先んじて考えるものではないのである。
