私は呼吸法はやらない、と前記事に書いたが、あえてやるとするなら、まず、当たり前のことを当たり前に認識してみる。
胸式はもちろん腹式呼吸であっても、物理的に息が入るのは胸。肺である。肺は左右セパレートにある。中央にはない。つまり、呼吸は『左右の肺』でしているのであります。漠然と胸をひとくくりに膨らませようとしていては、無駄にリキむことになり、深く呼吸できず、なおかつ頭がボーッとしてしまいます。きっちり左右の肺呼吸を意識化できれば、息は詰まりません。中心は空けるのです。カミの道だから。

ついでに下肚の中心の話もしましょう。
『天上から物凄く重い力でプレスされる』あるいはまた逆に『物凄く強く体を引き上げられるような力』に対するとき、全身でイキンで抵抗せずとも、拮抗力が生じる一点がある。そこが身体の正中心である。
ですが、その一点でイキむということでもないのです。とるべき姿勢をとったなら、正中心力は必然的に生じる力なのである。 中心は空けるのです。カミの道だから。


〜そこにもし努力があるなら バランスは無い。
(OSHOラジニーシ)