痩せているから肥田さんや三宅先生のような立体感は無いものの、鏡を見たら、すんごく腰が反れている。肥田式をはじめてから30年近くたつ。チンタラやってきたが。おもへばとおくへきたもんだ。

鏡で姿勢チェックをすることは、シンタイコウの日課には無い。よって、腰が反れているかどうかを見たり、反れていないようなら反ってみたりとかっていう作業はあまりしない。 『結果として』ここまで反れているのは、明らかに『反っているから反れている』のではありません。完全に内的チカラの顕れである。シンタイが腰に『乗っている』のである。

腰を反って反って反りまくって強健術をやっていくうちにやがてそれが馴染んでいって、的な修行を私は否定した。だってやりたくないから。やる気がしないから。腰の反れた姿勢になることが目標でもゴールでもないのですから、そこにモチベーションなんてあるわけないわけです。
氣功ができるようになりはじめた頃、そのケイドウは肥田式的なものではありませんでした。しばらくの期間、私は氣感に従い、強健術はあまりやらなかった。強健術をやめたというのとは少しちがいます。強健術は敷居が高いということを認識してしまったのです。私は私自身のリアルに従うことにした。 そして結果、いつのまにか、肥田式に寄ってきた。

今現在、姿勢の大動脈は肥田式的です。ですが簡易強健術はほとんどやりません。十種の表層筋の発達などはどうでもいいからです。私は私自身のリアルをやっていくということに変わりはないのです。