昨晩も夢合宿をしたようであるが、内容はすっかり忘れた。 けれど、目が覚めた瞬間、夢でなく現実の肉体感覚として、『まだ(落ちシロ)があるぞ』とかんじた。落ちシロ。 浅瀬でちゃぷちゃぷしているぶんにはこんなもんだが、深海〜地球の中心に落ちきるにはまだ姿勢が極まっていないという感覚である。

起床後、正座をする。私は呼吸法はあまりしない。腹式胸式等を問わず、意図的に胴体を膨らませるようないわゆる『大きな呼吸』は行わない。でも呼吸法『らしき』ことをしていることは二つある。1つは、姿勢にかかわらず足の裏と手のひらと口でする長い呼吸。もう1つは、姿勢をきめているとき、仙腸関節でじわじわと呼吸をする。 どちらも、肺や横隔膜運動は自然に任せる。
この二つ目の呼吸を正座 中に行う。

正座中は雑念が生じない。肥田さんの云っていたように、姿勢をきめれば機械的に思考は止むということは確かに実感する。思考したくなったら正座をほどくしかない(笑)。

落ちシロ。 それは絶望でも希望でもないところ。