翼をください 改

肥田式第六動(大胸筋)などは筋トレとの違いが明確です。筋トレの、分厚い鎧を纏うことで力や自信を身に付ける方法とは逆で、胸のシンを天に開けっ広げる。肩甲骨〜腕は胴体から離して叩き落とす(そもそも肩甲骨は肋骨には付いていない。前屈でも肩甲骨は使わない)。
『身心の脱落』に対して人は反射的に力を込めるが、恐怖を誤魔化す為のインチキな覚悟や気合や根性では、込めた力を手放せない。押し付けた大義で身心は開放されないです。自ら羽根を広げるんだ。ボーイズビーエヴァンゲリヲン。

基礎

基礎が脆弱ならアドリブも薄っぺらくなるのは、どんな技芸にも言えることですけれども、正座ほど(特に日本的な技芸において)基礎と云えるものはない。正座は静止して死んだ姿勢なのではない。そこには超ミニマムな動作があり、超マキシマムなチカラが内在している。正座で決める姿勢力の程度に諸々の動作は比例する。たとえば強健術は上手いが正座は下手とか、あり得ない。たとえば凄く強い柔道選手が正座が下手だったとするなら、その人は優れたアスリートであり、武道家ではないとおもう。
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