子供の頃、ウルトラ怪獣消ゴムを集めていました。当時は20円ガチャでしたね。でも隣の市街まで行けば百円ガチャもありました。百円ガチャだと大きなカプセルに大きな怪獣が何匹か入っていました。たまにそんな贅沢もしつつコツコツ集めてるうちに沢山の怪獣やウルトラファミリーが揃いました。ゾフィーとウルトラの母を重ねてイヤラシイことをさせて遊んでいたりもしましたが、一番よくやったのは、トントン相撲です。

ウルトラ兄弟や星人は立つのがやっとなので不参加です。で、強かったのはやっぱし、レッドキングでしたよ、百円のデカイヤツが特に。頭も小さくて重心も低いし、デカイシッポと20円怪獣達より長い腕で、相手をバタンバタン倒してました。今おもえばハワイ系の力士みたいでした(笑)。

20円怪獣でもかなり強かったのはブラックキング(アーストロンだったかも?)。小ささと底辺の面積の割合が安定感に優れていたので、大きな怪獣もゴテンと投げ倒しました。ブラックキング(アーストロンだったかなあ…)だけど青い色してたのと、精悍な顔つきからして、今おもえば千代の富士でした(笑)。

意外や意外に強かったのがドドンゴです。見てくれ的には、腕がないから投げを打てないし、尻尾もベタっと地面についてるわけでもなく、重心が安定しているようには思えなかった。のに負けなかった。 ソッポ向いて相手と離れて、私の叩く振動に誰よりも耐え続けるのです(笑)
レッドキングもブラックキング(つーかアーストロン)も強い振動にはコテッと倒れる。なぜドドンゴは倒れにくかったのか。垂直軸が一番確りしていたのかもしれない。


ちなみにバックミンスターフラーという人の建築理論では、重力におもねる建築じゃなく、張力のバランスで自立させる建築のほうが強く、宇宙空間でも通用するし、とにかく優れているとかなんとかっていうことらしいですが、しっかり調べないと詳しい理屈はわかりませんでしたが、なんとなくボディワーク的なヒントを感じる話ではあった。腹腰は張力、その奥は無重力。


で、ドドンゴは何に似てたかって?きまってるじゃねーか。シンタイコーだよ。おあとがよろしいようで。

ドドン