ここのところ、テレビで人が何を言ってるのか、新聞などの文章にしても一体何を言っているのか、まったく理解できないことがたびたびある。わかりにくいと評判のブログを書く私が言うのもおかしな話だが、ナレーションが理解できない。トークのやりとりがちんぷんかんぷん。クイズ番組では、回答以前に問題が理解できない。文章(特に論調とか評論的なやつ)は文字がテキトウに組み合わさっているだけで意味が汲み取れない。認知症になりはじめたかとウッスラおもったりもする。


子供の頃に感じていた「この世界」と、この世界が、同じっぽい。


ずいぶん昔に「アルジャーノンに花束を」という小説を人から借りて読んだことがあるが、つまらなくてペラペラペラペラページをめくり、最後のコトバだけを見た。全編マトモに読んでいないくせに、泣いたこと覚えてる。


スタジオジブリのタカハタイサオさんが死去したという報道を見ていたら、「火垂るの墓」が少し流れた。セツ子が言った。

「おうちかえりたい」



ハッキリときこえた。