超近未来SFコラム

人工知能の作詞ロボが、こんな歌を作るとします
「僕らは独りぼっちじゃないのさ さあ手をつないで歩きだそうよ 君に逢いたがっている希望という名の百億円の居るところまで レッツラゴン そこはとってもアッタカイんだからぁ〜 自己責任でアナタに逢いたい」


オカシイねと嘲笑されたとします。コミックソングを作ったつもりのない人工知能作詞家、ファッ久優 は、インタビューで答えます。
「皆さんに笑顔を届けられたようで、本当に感謝します。元気多いです。皆さんが求めているものを、この歌に精いっぱい詰め込むことが出来ました。私の想いは、皆さんの想いとともにあります。皆さんが私にくれたスマイルを、是非自分自身にも与えてあげて下さい。この歌は、皆さんそのものです」


ありのままという愚鈍

私は医師でもマッサージ師でもありませんので、今回の話は医学や科学の知見に沿ったものではないということを踏まえて読んで下さい。東洋医学の話ですらありません。

ストレス、自然治癒力、好転反応。これらは、非常に都合のいい言葉です。とりあえずそう言っておけば大抵済むから。占い師が「アンタ本当は寂しがりやさんなんだね」 「先祖の誰かに見守られてるみたいだね」 って適当に言うのと変わりません。
自然治癒力は、ハッキリ言って大した働きをしていません。何故なら誰ももう自然に生きていないから。砂の上に植えた樹木はどんだけ育つというのでしょう。

好転反応。我々のような業者は、結果まで見通せる場合を除き、安易にこの言葉を使うべきではない。

ストレス。万能ワード過ぎて何も言えない(笑)。

不自然に生きている結果、薬も自然治癒力も効かない何らかの症状を抱えている人は少なくないと思います。

「ありのままでいいんだよ」と言おうが「ガンバレ」と言おうが、今ドキのウツの人には何も効きません。

私の記事では、「無作為」を良しとするニュアンスの話をよく書くし、自然治癒力も全く肯定はしています、ただ、放置と自然は違う。

そして、「あるがまま」とは、「十全」であってはじめてあるがままというのであり、「そのまま」ということではない。

この話、続きはまたいつか。


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