いつものこと。

アイヌ、アボリジニを記事にしたらインディアンも書かずにはおれん、という訳で、書きます。

インディアンの言い伝えによると、遥か昔、「古き赤き竜の国」とやらがあったんだそうな。古き、とは「いにしえ」つまり「元々」「本来」。赤き、とは「光り輝く」。その竜は「イツァム」その国は「イツァムナー」と言うのだそうな。竜は、この世の生きとし生けるもの全てのアイコンってことでしょうか。

はい、ここで私の妄想アンテナが鬼太郎の髪の如くビンビンに立つのです。イツァム。イツァム、いつぁむ、いつも、いづも、出雲。イツァムナーと出雲の国、ルーツは同じと勘繰らずにはおれません。強引ですかしら。

アボリジニに戻りますが、真実の人族曰く、自分達はずっとずっと昔から「ドリームタイム」を生きてきたんだと。それは「始まりも終わりもない時間」なんだと。生は旅で死もまた旅だと。

ドリームタイム。何時も。いづも。 そういや出雲の神オオクニヌシは、治療のスペシャリストとも言われてますね。


かようなメッセージは、私達の身体に内在していると思うのです。私達自身の体、頭の使いかたにも、人類の歴史とたがわぬ類似性があります。


身体が発するささやかな声は、元々光り輝いている竜の鳴き声なり。

20年以上前の事。

オーストラリアの砂漠で、文明と関わる事なく生き続けた、「真実の人族」というアボリジニ達がいたそうです。ある白人女性が運命に導かれるように真実の人族と出会い、砂漠を放浪し、我々の常識を超えた生き方を目の当たりにし、供に体験した手記を読みました。

驚愕のネタが沢山あるのですが、二つチョイスして書きます。
真実の人族は、会話よりもテレパシーでのコミュニケーションを多用したそうです。テレパシー…少数部族で生活も単純だから、いわゆるツーカーの、阿吽の呼吸ってことに過ぎないだろうと思いきや、さにあらず。白人女性がある晩の就寝前に、「皆、ありがとう」と心の中で(口には出さず)つぶやいたら、「どういたしまして」と全員が口に出して返事をしたそうです。我々がテレパシーを使えないのは、「ウソをつく生き方をしているから」だそうです。
女性と真実の人族との通常の会話は、一人だけ町に出て言葉を覚えたり現代の様子を見聞きしている人がいて、通訳をしたってさ。

そして真実の人族のヒーリング能力がハンパないんです。パネェんだよ。 崖から落ちて大怪我をした男性の足の骨が皮膚を突き破ってメチャメチャに折れたのだが、「祈り」で元に戻し、一晩で完治させたそうなのであります!隊長!

テレパシーとか祈りの治療とかは、我々の社会ではインチキばかりだが。真実の人族とは何から何まで逆です。超能力っていうんじゃなく、全員の生き方の違い、みたいです。

かなり昔に、宣教師がやってきて、彼らに「食事の前には神に感謝しなさい」と言ったが、皆「?何を言ってるんだコイツは?」と思ったそうです。何故ならば「私達は朝目覚めた時からすでに感謝のなかで生きている」からだそうです。

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