私がおもうに、どのボディワークにもいえる大前提は、
『それ自体をやったら疲労するような運動であってはならない』
ということです。
ボディワークには疲労を取り除く作用があるのですから、まるで逆の運動になってしまうならボディワークではありません。
ヨガをやったら、疲れた
強健術をやったから、これから作業をする体力は残っていない
↑オカシイですよね。
とはいえ、術がほんとうに身につくまではタイヘンかもしれませんし、身心のデトックス作用が働く場合は、そのようになることもあるでしょう。しかし、それはあくまでも過程です。シンセイなるボディワークのシンのスガタではありません。
ソファーに寝そべりつづけることをやめて、正坐をするのは、正坐のほうが元気回復することを知るからです。
ボディワークは、けっしてボディハラスメントであってはならない。
姿勢や呼吸の強要をしてはいけません。
『あなたの為を思ってやってあげてるんだよ』的に、身体に恩着せがましくメソッドを押し付けるべきではありません。
むしろシンタイがあなたのために働いてくれているのだす。それに気づくことこそが、ボディワークなのであります。