私は真向法体操を長年に渡ってやっていますけれども、いつからか、四つ目の動作(正座から後ろに倒れるやつ)を全くやらなくなっていました。でも何年ぶりか十何年ぶりかわからないが、ふと、やってん。


上手くなってる。


真向法のような単純な体操に、上手い下手もないだろうと思いますか? いやあるのです。
それは開脚ポーズを綺麗にとれたら上手いとかいうことではないです。

仙骨のはめかたが大事です。それを昔よりも精密にできるのだった。するとこの第四体操は、ものすごく上質な体操だということが、よくよくわかる。

胡座のような足組みでこれと同じことをするヨガのポーズと、正座の足組みのこれは、仙骨(仙腸関節)にくる刺激の位置が少しちがいます。
どちらも、とてもキモチの良い体操ですが、それぞれに生じる感覚は、イメージ的にいえば大麻と覚醒剤ほど違います。あくまでもイメージです(笑) でもかなり似ています。いや似ているような気がします(笑) いやソックリです(笑) あくまでも想像です(笑) でも断言します(笑) ヨガ足だとガンジャ、正座足ならシャブとおんなじです。 たぶん(笑) いやまちがいなく(笑)いやあくまでも想像ですよ(笑)
まあなんであれ、しばらくこれらのポーズでいることを、やめられへんくなるのは事実です。キモチ良すぎて。

この二つのポーズは、体運動の基礎、体運動のコアとなる骨盤筋骨へ、最高レベルといってもよい刺激を与えられ、かつ『休養』も兼ね備えているし、また瞑想作用も当たり前に伴うのです。

うだるような暑さの中で、運動なんてダルいとおもうようなときでも、これなら平気でできます。
時間はじっくりかけたほうがよい(というかじっくりやりたくてたまらなくなる)のでササッと時短では済ませられないけれど、瞑想と休養と運動が同時ハイレベルで行われることを鑑みれば、それなりの時間なんてかけるのは当たり前である。とはいえ20分位やれれば充分です。

ただし、『上手く』やることは必須条件です。