性十字ソウレン


シンタイコウの「臥禅」についておはなしします。

脱力して仰向けに寝た状態から、腰腹のコアマッスルだけを使うようにして、踵をズルーッと引っ張ってきて膝を立てます。そこからまた、コアの働きだけを使って腰の反りと腹の張圧をさらにかけながら、今一度踵を引寄せつつ少し宙に浮かせます。 身体はなんとなく無重力っぽい感覚になります。

そしてそこから今度は曲げた膝を伸ばしてゆき、足甲も伸ばして、地面ギリギリのところで水平に浮かせ(膝は伸びきらない程度)たまま静止。 ケツの下部のコアマッスルはめっちゃ使われます。腹直筋をちぢこめたりして体をプルプルさせて我慢するような筋肉運動ではありません。無重力感覚は継続します。

無重力感覚というのは、言葉を替えれば「磁力感覚」ともいえる。地面に貼り付く感覚と浮遊する感覚が両立するといいますか、N極とS極の作用が明快な感じになるといいますか、とにかく身体は臥禅をするとスッキリする。身体の磁力は整い、整うことによって強まるのだとおもう。


ちなみに臥禅は強健術の聖十字体操がヒントになっていますが、女性の性的エクスタシーの様子からもヒントを得ています。

ところで禅の修行僧にとっては禁欲は基本中の基本みたいですが、昔の修行僧は女禁は守るがその代わりに男色に走ったらしい。肉欲を補完してんだろうがよ。とんだキンタマ野郎共である。








世界の中心でアイを叫ぶナマケモノ


仙道で語られるなんだか複雑な修行プロセスよりも、肥田式強健術のほうがずいぶん単純な印象を受けるが、おそらくそれは、肥田春充という人物にその理由があるとおもう。

「機根(キコン)」といわれるものがある。魂の成熟度ってことだろうか。上根の人というのはたぶん、たとえるなら、いちいち633の教育を受けてから大学へと行く必要のないような人である。肥田春充さんには、ふつうなら長年かけて落とさなければならないようなケガレが無かったのだ。ふつうなら時間をかけて練って練って練り込む 肚の陽神がストレートにつくれたのだ。

とはいえ、肥田式強健術の型の深化にもプロセスがあったわけで、最初っから聖十字体操だの下体一発オンリーでは済んでない。はじめは筋トレの人だった(笑)。

だが、あの人は、最初肉体は虚弱ではあっても、ケガレ、歪みは無かったのだとおもう。そして「腹が白かった」のだ。飛び級で天地に通ずる真っ白さだったのだ!

なぜ人には上根とか下根とかあるのかって考えだすと、過去世とかの話まで持ち出すことにもなりかねないですが、私はそういうリーディングはできないから確かなことは言えません。。
そういうのはさておき、今回なぜこのような話を書いているかというと、私はどうも腹が黒くて背骨がねじれていてチキンハートなところがあるんだよなあと、ひじょうにかんじるからなのです(笑)。





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