脳内物質についていろいろと調べていたところ、とても興味深いことを知ることになりました。
快感を司るドーパミンは、二種類あるというのです。1つは「やったった系」。もう1つは「ヤル気系」。
やったった系のドーパミンは、満腹や酒やギャンブルでの勝利などの、ややネガティブな依存とも関係するが、健全な(仕事やらスポーツやら)目標を達成したときにも分泌される。なんであれとにかく「満足」したときに出る報酬ドーパミン。
かたやヤル気系のドーパミンは、結果ではなく意欲そのものを司るもので、意欲的に行動することでよく分泌される。また、認知症やパーキンソン病を防ぐという。
で、この二つは、分泌される場所が少し違うのです。脳の基底部の、やや前側からヤッタッタ系が、その少し後ろからヤル気系が出るのだという。私はその解剖図を見ていて、「ハラ(前)とコシ(後)にも関係してんじゃね?」とおもいました(前側は「腹側ナンチャラ」という名称だったということもあって)。「腹が据わる」と「腰を据える」という表現にも、二種のドーパミンの性質がなんとなくあらわれていませんでしょうか?
なんとなく「イザナミ、イザナギ」という言葉も私の頭の中を駆け巡りましたが。女性性はハラパミン、男性性はコシパミンということになるのでしょうか。
太極拳的な腹の気功と肥田式的な腰の気合の違いも関連項目だとかんじます。 腹の気功は満足系のドーパミンが出て、腰の気合はヤル気系のドーパミンが出ているんじゃないかとおもうのです。いや、おもうっていうかなんとなく感じるのです。
また.腹系は「生存」にこだわりますが、腰系は生存にはあまりこだわっていないようにおもいます。わかりますか。この世のイノチの執着度にいささかの違いがあるようにおもうのです。
この話、非常に面白くないですか?
私は非常に面白い。だからこの研究及び調査を今しばらくつづけることにする。つまり今脳内ではヤル気系のドーパミンつまりコシパミンがピュウピュウと分泌されているのだ(笑)。
次回予定
「コシパミンからくるハラパミン」
「腰腹同量胴パミン」