私は、肥田式の「聖十字式体操」は、セックス時の女性のオーガズムと、実は非常によく似ているのではないかと、ひそかに思っている。

もしそうではなかったとしても、聖十字式体操からヒントを得て出来たシンタイコウの「フラクタル体操」は、まるで、一人でタントラセックス(房中術)をしているかのような感覚があります。私は女性ではないから女性のオーガズムをリアルには知らない。でも、非常に能動的でも受動的でもあるエクスタシーをかんじる。

フラクタル体操とはもちろんチンコをいじるわけではありません(笑)。内側に向かう男性性のエネルギーが自分自身を貫くようであるのです。射精の快感というのは、ピーキーであり、疲労しやすく、射精したあとというのはモヌケのカラ、みたいになりがちでしょう?しかしこの一人タントラ術は、全身の快感、爽快感は持続性があり、疲労とは逆にシャキッとして、モヌケのカラとは逆に、満たされているのです。

男である私は、こういう感覚であるが、では女性がフラクタル体操をしたならば、普通のセックスの時と同じようなものなのか?よくわかりませんが、少なくともヘタクソなセックスやオナニーよりも、もっとヘルシーというか、スピリチャリーなものではあるとおもう。
たぶん、男にとっては女性性が、女にとっては男性性が、自分自身の中で、活性化するとか、統合されるとかいった作用があるのだ。これは身体のバランスでもあるが精神性のバランスもとれていくのだとおもう。マジンガーZに出てくるアシュラ男爵のようになるわけではないとおもう(笑)。中性的なフェロモンが分泌されるのではないかとおもいます。弥勒菩薩みたいな。