質実剛健 !?

と、言ったそばから、肥田式をやってみた。真体功ではない。足を直角の肥田式を。

今の今までで最も力強い動きができるのだった。 この種の運動の本質は、加齢と供に衰える類いのものではない。

で、この肥田式簡易強健術は、天地にチカラが突き抜けないと、身体だけではチカラの器としては足りていない。椎名林檎の歌じゃないが、「美しいモノは溢れ出す」カラだ。
脱力は拡張だカラダ。





質実柔健 七

肥田式簡易強健術でいうところの「足を直角に開く」ことに関しては、鑑みてこなかった。180度に開くか、空手のサンチン立ちのようにしないと、腰はギュッとしないんですもの。

脚の踏み込み、踏みつけ動作を伴う運動ならば直角という位置取り(踵と踵ではなく爪先と踵の直角だが)はわからんでもない。しかし…。それでもとにかく直角を守って立ってみる。悪い意味でチカラが抜けないように立つには、脚の内側に勁を通せばよい。実によい。腰もギュウッだ。だがその弓が引き絞られた状態から矢が放たれるには、私は未だ正確な答えを知らん。なんやねん、直角て。

正中心という「当り」へ辿り着くスタート場所が足の直角だというアミダくじの、その中のセンはどのようにひかれているというのか。ヒザや上体に力は入れないということならハッキリわかる。 ギュウと入った腰がさらにギュウウインとすることではないだろ。 「助かりたければ必死でしがみついているその手足を離しなさい」 というような声なき声がきこえる。

脱力って無限なんだね。



質実柔健 六

チカラの収束する一点というのは、同時に起爆する一点でもあります。ブラックビッグバンホール でしょうか。私は男ですので妄想に過ぎない話ですが、まるで卵巣と卵管と子宮が在るような体感です。

チカラを収束するには、「何もしない」ことです。チカラを起爆させるのも「何もしない」ことです。それは 海の波のようなものです。そのチカラには抗えない。
ではそのチカラに翻弄されるのか。 チカラを制御するのではなくチカラに乗る。
ではそのチカラは外に向かって暴走するのか。
本能というよりは、叡智がそのチカラを司っている。起爆したチカラは無節操に体内外に発せられるわけではなく、かなり律儀で完全です。左のアタマで考えるところのマナーやモラルとは関係ありませんけど。

気功をイメージ法で行うのはかまわないけれども、想像妊娠は妊娠じゃないです。




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