深層筋は直接に揉みほぐしできるものではありません。そして脱力出力や深層心理とも関係しておる。もちろん普通の肩凝り腰痛にもとてもとても関係している。しかし表層筋のトレーニングや治療と同じような次元の文脈では、稚拙なアプローチしかできないと私は思います。
なぜ深層筋を触らず(触れないが)、ストレッチさせるわけでもなく、心理療法をするわけでもなく、意識させるわけでもなく、ちぶる整体はそれにアプローチできるのか というと、私自身が私自身にアプローチできているレベルを至って単純に相手に伝播させることができるからです。つまり私自体が整体技術力に比例するということです。被施術者が深層心理で伝播を拒否している場合は当たり前ですが深層アプローチも成立はしませんけれども。
人格や性格の好き嫌いの話と無関係なわけでもないけれども、それは基準やモノサシではない。
心や体の鍛錬とか浄化とも違います。私はそういうのは旧式のチャレンジの仕方だと思っています。何もしなくていいのだ。「氣づいて同調する」それだけなのだから。
ひとつ大きな問題があるとすれば、深層のフタを開けるのは、皆怖いから、そう簡単な話でもないということ。深層であればあるほど、怖いということ。悪感情や身体毒素の排出があるかもしれないのは、誰だって怖いよね。
そのようなわけでありまして、ちぶる整体&対話セラピは、深刻な症状の人ほど、逆に良くなりやすいのです。その本人が、表層筋、表層心理をいじくったところで何もならないことを知っているからです。そしてその本人が必死で真剣だからです。悪や毒とも向き合う覚悟があったりするからです。
そういえば、仏像とかブッダ画が、なぜアルカイックスマイルとかいう微笑をたたえているのかが、精神論ではなく身体理由があるからだということがわかった。この話はまたいつか。