横隔膜、筋膜、頭蓋骨、骨盤、胸骨肋骨、脊椎の細やかな細やかな動きを妨げるものは、リキミです。さもなければ欲望です。

リキミを心レベルで見ますと、骨盤底に恐怖、胸に不安、頭に不信(思い込み)という名のリキシンがあります。

すなわち、ブウブウと呼吸法をしても、アリガトウと百回唱えても、正しい心身はどこにあるかと神や仏や達人の教えに求めても、前述のものを抱えているかぎりは、核ミサイルを抱えたままで核なき世界をと言っているのと同じことであります。

すべてを静かにさすればそこに観察と現象があるだけなのですけれども、そこでまた「観察行」などというリキシンをする必要は、ありません。あるだけがあるだけです。


何もせずにおれば水の中で溺れずに身体は浮く。実際に何もしないでいられるのかいられないのか、水の中でこそ実行できることです。安楽な場所でだけの脱力 は、ただのリラックスです。

何もしないということは何も動きがないということではありません、それは頭のくだらん想像でしかない。次回予定「竜巻の中心」。